hotoke_120203.jpg●浄興寺(じょうこうじ

・住所 上越市寺町2-6-45
     (上越市の寺町、JR高田駅から
     歩いて5分ほど。)
・電話 025-524-1206

真宗浄興寺派の本山。
歴史も古く、本堂やお寺の規模も県内最大級。
開山は1224年(鎌倉時代)。本尊は「阿弥陀如来」
 
浄土真宗の開祖「親鸞」が開いたお寺。
越後に流罪となっていた親鸞が、流罪をとかれて、向かったのは、常陸国(現在の茨城県)。
そこに稲田草庵(いなだそうあん)を開き、関東地方の布教に努めるとともに、浄土真宗の根本聖典である「教行信証(きょうぎょうしんしょう)」を著した。
その喜びの気持ちから草庵を「歓喜踊躍山(かんぎゆやくざん)浄土真宗興行寺(じょうどしんしゅうこうぎょうじ)」とを名付けた。略して「浄興寺」である。
その後、寺は幾たびもの戦火や政変に巻き込まれ、各地を転々とし、上越の地に建立されることになった。
 
寺には、親鸞ゆかりの品が多数残されている。中でも「六角宝塔」には親鸞聖人の頂骨(ちょうこつ)が納められている。頂骨とは頭の骨で、もっとも大事とされている骨。
親鸞の遺言により、浄興寺二世の善性上人(ぜんしょうしょうにん)に託されたのだという。
その頂骨は、こちらの寺から、西本願寺、東本願寺に分骨されている。
他にも寺宝として、親鸞が彫ったとされる「聖徳太子像」も安置されている。これは、稲田草庵時代の本尊とされるもの。

☆仏事の泉「節分」