今回は10月14日(月祝)に新潟ユニゾンプラザで開催される新潟県民医療推進協議会主催の

「健康寿命延伸フォーラム」につきまして、

実行委員長で新潟県看護協会の常務理事・青柳玲子さんにお話を伺いました。

 

 

Q,早速ですが、「健康寿命延伸フォーラム」とはどのようなイベントなのでしょうか?

はい。健康寿命延伸フォーラムは、新潟県民医療推進協議会と新潟県との共催によって行われるイベントです。

今年は

「健康長寿の秘訣 ~フレイル予防で体も心も健やかに~」

をテーマに掲げまして、特別公演と体験コーナーを実施します。

2019年10月14日の13時~16時まで、新潟ユニゾンプラザの多目的ホールと

1階の屋内イベント広場そして2階の県民サロンロビーを会場に開催いたします。

 

 

Q,フレイルに関しては、ケンジュプロジェクトのテレビ・ラジオでも何度か紹介していますが、

よく知らない方のために、改めて教えていただけますか。

 

「フレイル」というのは身体的側面や社会的側面、あるいは精神心理的などの側面など、多領域に渡っています。

特に後期高齢期の方で、加齢とともに心身の活力の衰えが顕著に進行することが問題になっていますが、

それらを説明する用語として最近「フレイル」という言葉が出てきました。

 

 

Q,今回はその中の「ロコモティブシンドローム」、いわゆる ロコモについての特別講演があるということですね。

 

はい。加齢による虚弱な状態である「フレイル」の中で身体的フレイルにあてはまり、

運動器の障害によって、介護・介助が必要な状態になっていたりするリスクが高くなっている状態を

「ロコモティブシンドローム」と呼んでいますが、

今回の特別講演ではその「ロコモ」の予防や悪化防止に焦点を当てて、ご講演をいただきます。

 

 

Q,健康寿命というのは、単に長生きするということではなく、

自分で歩いて自分で食べて、と自分で自分自身のことをやりながら生きることだと思いますが、

そのために欠かせないロコモ予防を教えていただけるということでしょうか。

 

今回の講演では健康寿命を延ばすために、要介護状態の要因として一番多いといわれている

骨折をおこす骨粗鬆症や、関節疾患として変形膝、股関節症などを中心に、

新潟万代病院の堂前先生よりご講演をいただく予定です。

 

 

Q,そして講演の他にも、ト無料イベントにも関わらず、本当に色々な体験ブースがあるのですね。

 

はい。様々な団体が、健康チェックや体験ができる計15のブースを出します。

例えば、県歯科医師会のブースでは、歯磨きの仕方や入れ歯の相談。

県薬剤師会ではお薬の相談、県栄養士会では食事へのアドバイスをもらうことができます。

他にも臨床検査技師会や介護老人保健施設協会など、幅広いジャンルのブースが出展されます。

私の所属する新潟県看護協会・新潟県訪問看護ステーション協議会では血圧測定・血管年齢測定を行います。

合わせて看護師による健康相談も行い、ご自身の健康をチェックしてみましょうという内容になっています。

 

 

Q,無料で血圧を測ってもらえ、それを踏まえてアドバイスももらえる。

さらに様々な団体が参加していますから問題点が洗いざらい分かりそうですね。

 

そうですね。15のブースがあるということで、例えば、看護協会のブースで血圧が高いということになったら、

栄養士会のブースで指導を受けてください、というご紹介もできるわけです。

 

健康寿命を少しでも伸ばし、元気でイキイキと暮らしたい、

そのための秘訣を学びたいと考えているいらっしゃる方は、

是非ご参加いただければと思います。

 

 

■ 健康寿命延伸フォーラム(外部リンク)

http://www.niigata.med.or.jp/file/topics20190910.pdf