hotoke_110617.jpg●白蓮寺(びゃくれんじ)

・住所 新発田市五十広野1856
    (JR 新発田駅東口から車で5分程)

・電話 0254-23-3076

曹洞宗。御本尊は、十一面観世音菩薩。
1200 年程前に慈覚大師(じがくだいし)が開山したとされる。
慈覚大師がある山の頂上で修行をしていると突然、白い蓮を持った乙女が現れ、そこにこんこんと水が湧き出るようになったという。これは何かのお告げに違いないと、その場所にお寺を建て、乙女にちなみ、百蓮寺と名付けたと伝えられている。
ただ現在のお寺は山の麓に移っている。
山寺だった頃、山道にはお寺に行くための道しるべとして33体の観音様が安置されていた。
現在はそのうちの30 体がお寺の山門脇に残されている。本尊の十一面観音は秘仏。
さらにその脇にもう一体秘仏があり、聖観音の化身の一つとされる馬頭観音(ばとう)が安置されている。
昔は農耕に馬や牛が使われており、牛や馬を連れて参拝に訪れる農民も多かった。
現在も農家からの信仰が厚く、毎年、農業の始まる前の4月18日に本尊と共にご開帳される。


☆仏事の泉は「お墓と日本人」