hotoke_110304.jpg●大慈院(だいじいん)

 住所 上越市日之出町4‐1(上越インターチェンジから車で10分。信越本線の黒井駅近く)
 電話 025-543-4679


 曹洞宗のお寺。開山は1539年(戦国時代)。本尊は「釈迦牟尼仏」

寺宝として「涅槃図(ねはんず)」がある。この寺の涅槃図は三幅あり、一つは釈迦が誕生して悟りを開くまでの様子を描いたもの。

そして、釈迦の入滅(臨終)の様子を描いたもの。もう一つは、釈迦が亡くなった後、火葬される様子を描いたものの三枚。作者は、室町時代の画僧「兆殿司(ちょうでんす)」と伝わっている。力強い画風が特長で、非常に見応えがある三幅の涅槃図となっている。また、通常涅槃図には描かれない猫が描かれている。「涅槃図」は、3月15日から31日まで本堂で公開される。

龍宮界から来たという「龍宮観音」が秘仏として厨子に祀られている。33年に一回御開帳され、次回は平成40年に姿を現すことになる。

近隣の人たちからは大きな「おびんづる様」がいる寺として親しまれている。

 

☆仏事の泉は「お葬式のお値段」