日本では実に2人に1人が、「がん」にかかると言われています。

 

今回のにいがたケンジュプロジェクトは

10月が「がん検診受診率 50%達成に向けた集中キャンペーン月間」ということで

「がん検診」について取り上げました。

 

■ 会社を挙げてがん検診に取り組む企業

 

がんは年齢に関係なく、健康そうな働き盛りの世代にも注意が必要です。

会社を挙げてがん検診に取り組む企業を取材しました。

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お邪魔したのは、空調設備の工事などを手掛ける新潟市中央区の研冷工業株式会社です。

 

社員数はおよそ30人。全員が毎年がん検診を受診していて、

今年3月「がん対策推進企業」として全国表彰されました。

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酒井巳喜雄社長が、がん検診の重要性を認識したのは3年前。

大切な二人の元社員を肺がん、大腸がんで失ったことがきっかけです。

 

そこから、社員に健康でいてもらいたいと考え、取り組みを始めたそうです。

 

社員の健康意識を高めるために、毎日朝礼の時間にがんや健康に関する記事を紹介しています。

そして社員全員にがん検診を受診してもらうために、検査費用を全額会社が負担しているそうです。

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社員の方からは

「行ってみたら面倒なことはなかったので、受けてみて良かったと思う」などの感想が聞かれました。

 

同じ会社に勤める妻の明美さんは、

個人のことだから食い込むといけない部分もあるけど、

亡くなった元社員に対して、何か手助けできなかったか、と悔やんでいる社長の姿を見て、

一緒にがん検診の受診を進めてきた、と話してくれました。

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一人も欠かさずに受診をして、みんなが元気に働くー

社員とその家族みんなの願いです。

 

 

■ 新潟の受診率

胃がんや肺がんなど5大癌について新潟市の検診の受診率は

30%~40%程度と全国平均よりやや低いのが現状です。

 

がん検診は、がんの種類ごとに受診するのに適した対象年齢が異なっています。

肺がんや大腸がんなど主要ながんは40代から。

働き盛りの世代は注意が必要です。

 

県の福祉保健部健康対策課 中山均課長は

初期の段階で発見すれば、適切な治療につなげられ、体への負担も少なくて治療ができる、と早期発見・早期治療の大切さを強調します。

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■ がん検診は“自分の体と向き合う機会”

 

がんの早期発見・早期治療の大切さ身をもって実感し、

がん検診の大切さを訴えているサッカー選手がいます。

アルビレックス新潟の早川史哉選手です。

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早川選手は、血液のがん・急性白血病から復帰し、

10月5日1287日ぶりにピッチに戻ってきました。

 

早川選手

「チームの一員として勝利を目指して戦えるという喜びは、

改めて本当に幸せなことなのだと、日々感じています。」

 

早川選手が体の異変を感じたのはプロデビューから2ヶ月経った2016年4月。

22才の時でした。

 

その頃、徐々に自分自身の体が思うように動かなくなったり、疲れやすくなっている感じがしていたという早川選手。

試合後リンパ節にはれがみられたことから病院で診察を受けたところ、「急性白血病」と診断されました。

 

早川選手は闘病から復帰を目指す傍ら、小児病棟の訪問や学校での講演など、

子どもたちと交流を続けています。

今年6月には新潟市のがん検診啓発アンバサダーに就任しました。

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「日常は本当に当たり前ではないと、改めて思う部分もありますし、

改めて僕自身、発信する責任と言うか、

一層行動にもしっかりと責任を持ってさらに取り組んでいきたい」

 

「中学生や高校生など、若い方々にも自分ごとのように考えて、

色々な人と話をする中で、がん検診であったり、病気についての理解を深めてほしい。」

 

“がん検診は 自分の体と向き合う重要な機会”

と早川選手は自身の経験から、こう話してくれました。

 

また、早川選手は10月に、白血病と診断されてから復帰するまでのありのままの思いを綴った

『そして歩き出す サッカーと白血病と僕の日常』(早川史哉著/徳間書店)

を出版しました。

 

自分の体を大切にすることの大事さをしっかり伝えていきたいー

 

早川選手はピッチだけでなく、様々な場所で思いを伝え、走り続けます。

 

 

■ 関根アナウンサー 初めてのがん検診

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早川選手の「勇気を持って検診しよう」

という言葉を受け、関根苑子キャスターは初めてのがん検診を受けてきました。

 

新潟市が検査料を一部補助している制度を使い、

20代でも注意が必要な「子宮頸がん」検診を

新潟市にあるロイヤルハートクリニックで受診しました。

 

新潟市ではがん検診への補助があり、

二十歳以上の女性は自己負担額1,000円で受診することができます。

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ロイヤルハートクリニックの山本泰明院長は

「 いま若い女性で子宮頸がんの方が増えている。

早く見つけられれば治療もできるがんなので、

きちんと検診を受けて欲しい。」

と話してくれました。

 

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検査と病気についての説明を受け、いざ検診へ。

 

検査時間は3分程度。

検診を受ける前は痛いんじゃないかとか、

分からないことばかりで不安だらけだった関根キャスターですが、

受ける前に先生から、

「 受けることでまず安心ができるし、

もし万が一のことがあったとしても早期の治療ができる」

と聞いて前向きな気持ちで受けることができたそうです。

 

がん検診を受ける前の怖さはあるかも知れませんが、

気がつかないうちにがんが進行する方が本当に怖いことだと思います。

 

なかなか勇気が出ないという方は、お友達と一緒に行ってみるのもいいかも知れません。

働く世代の方は、忙しいとは思いますが、

ぜひ時間を作って検診を受けることで、体をいたわってみてはいかがでしょうか。

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( 『ゆうなび』 2019年10月31日放送)