最近よく耳にするようになった「フレイル」

「フレイル」とは「虚弱」を意味し、加齢で筋力や認知機能が低下して、要介護状態などに近づいた状態を言います。

日本では65歳以上の男性の5.2% 女性の12.0%がこのフレイルにあたります。

そして、なんと男女とも約半数がフレイルの予備軍と言われています。

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今回は 生活習慣病 予防・治療のための運動療法の専門家である

代謝認定理学療法士 大脇教光先生に、その予防方法を教えて頂きました。

 

オススメは 「ウォーキング」

正しい姿勢で歩くことは、筋力・体力を維持し、生活習慣病の予防にも効果的です。

ただ歩くだけではなく、運動強度も大切と言われており、

1日8000歩、そのうち20分を早歩きする ように  心がけましょう。 

 

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ただし、早く歩くためには筋力が必要ですので、

歩くための筋力をつけることが大切です。

そこでオススメなのが「踏ん張るためのスクワット」です。

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「フレイル」で気を付けたいのは悪循環です。

筋力・筋量が落ちると、歩く速度が遅くなり、疲労感も増えます。

そうなると活動量が減ってしまい、エネルギー消費量が減り、食欲が減ってしまいます。

食欲が減ると、必要な栄養が不足してしまい体重が減ってしまいまい、さらに筋力や筋量の低下につながっていき…。

ただ、逆に筋力・筋量が増えることで、今度は好循環に変わっていきますので、是非歩くための筋肉をつけていきましょう。

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まとめ

千里の道も一歩から

健康のための運動は日々の積み重ねが大事です。

フレイルを予防し、健康寿命を延伸して、健康で楽しい毎日を過ごすために、ムリのない範囲で日々の運動を心掛けて下さい。

 

(『 なじラテ。』 2019年 4月13日放送)