- 今回の指南書   -  十三 

●楞厳寺 (りょうごんじ )

・住所 上越市柿崎区芋島2727echigo_130125.jpg
    (北陸自動車道柿崎ICから車で20分ほど。)

・電話 025-536-5205     

 

宗派  曹洞宗
山号  大仏山
開山  1534年
本尊  お釈迦様

この地域を治めていた武将•柿崎和泉守景家(かきざきいずみのかみかげいえ)が開基となり、幼少の上杉謙信の教育係であった名僧•天室光育(てんしつこういく)を初代の住職に招いて開山しました。

寺宝は「柿崎和泉守景家の妻が所有していた厨子入り十三仏(じゅうさんぶつ)」
 
十三仏とは、十三回の追善供養(初七日~三十三回忌)をそれぞれ司る仏様として知られ、主に法要などをはじめ、あらゆる仏事に飾る掛軸にした絵が一般的に知られています。こちらのお寺には掛け軸、そして厨子にしまわれた十三仏の二つがあります。
 
当時、柿崎地方約三万石の領主であった柿崎和泉守景家。
戦乱の時代故に、柿崎和泉守景家の妻(名称不明)は戦に赴く夫の無事を常に願っていました。その夫の守り本尊として十三仏に手を合わせていたと伝えられています。

他にもお寺には初代住職•天室光育が学問に使用していた楞厳寺禅林記録や柿崎城から移築された山門など多くの文化財が残されています。 

 

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