いよいよ、6月17日(金)「峠 最後のサムライ」が公開されます。
河井継之助が主人公ということで、JR長岡駅から歩いて8分ほど
長岡市長町(ながちょう)にある 河井継之助記念館にお邪魔しました。
入口には、映画のポスターが!
継之助記念館 入りぐt.jpg
詳しいお話を、河井継之助記念館の中田 仁司館長に伺いました。
河井継之助記念館 館長.jpg
継之助は幼い頃からずいぶんと腕白だったそうですが、
「知識と行動は一致すべき」とする陽明学との出会いをきっかけに
学問に目覚めました。
河井継之助記念館は、そんな継之助の生家跡の建物を改修されたようです。
庭は当時のままで、継之助のお父さんが造ったという灯篭があります。
継之助灯篭①.jpg
継之助のお父さんは茶道をされていて、
灯篭には茶道の道具が描かれています。(可愛い♪)
(ちなみに・・・お庭をご覧になりたい方は係りの方に
言っていただくとお庭も見れますよ!)
継之助灯篭②.jpg
こちらの記念館には
  ・河井継之助の像、・呻吟語鈔・欧陽文忠公 ・塵壺
  ・西国遊学に向けての手紙 ・蓑 ・司馬遼太郎直筆原稿 レプリカ
  ・ガトリング砲 など継之助ゆかりの展示品が30点ほどあります。
なかでも、中田館長の琴線に触れたのは、
写本「呻吟語鈔」「欧陽文忠公」です。
継之助は、幅広い書に学ぶより、心に決めた一冊を繰り返し精読し、
書き写して学びました。
写真撮影はできないので、実際にご覧頂きたいのですが、
紙に文字を刻み込むかのうように、一字の緩み誤字もなく文字が写されています。
継之助がいかに真摯に書と向き合ったか感じることができます。
呻吟語、古さを感じない書なので、今の時代に読んでも良さそうです。
「呻吟語鈔」の隣には、「旅費を無心する父親への手紙があります。
志の実現に向けて山田方谷に教えを乞うため
備中松山藩(岡山県高梁市)に向かう際に、旅費を父親に無心しています。
その額なんと50両、今でいうと500万円です。
お父さんが50両出してくれなかったら、今の長岡の改革はなかったのでは
ないでしょうか。
河井継之助の人となりに触れることで、更に
映画「峠 最後のサムライ」が見たくなりました!!
さて、公開に合わせ、お得な情報です!
映画峠の公開日にあたる6月17日から9月30日まで
映画の入場半券または、予約画面をご提示いただくと
河井継之助記念館の入館料が通常のおよそ半額になります。
半券キャンペーン.jpg
また、6月17日から8月28日まで
   企画展「『峠』」-河井継之助は何を見据えたか」を開催します。
  
司馬遼太郎記念館(大阪府東大阪市)の監修のもと
昨年度開催された企画展の展示パネル等を中心に、小説「峠」をとおして、
河井継之助の人物像とその生き方・思想に迫ります。
是非、みなさん、足をお運びください!
ー河井継之助記念館ー
住所: 新潟県長岡市長町1甲1675-1
電話: 0258-30-1525
営業時間 10時~17時(16時30分まで入館可能)
●定休日:年末年始  ※臨時休館の場合あり