『荒野に希望の灯をともす』谷津賢二監督講演会(新潟市立味方中学校)
2025年7月 1日 18:00
劇場版『荒野に希望の灯をともす』、BSNが事務局となり、新潟県内各地で上映会が行われています。
映画をご覧になった方が発起人となり、新津人権擁護委員協議会主催で谷津賢二監督の後援会が7/1(火)、新潟市立味方中学校で行われました。
1年生~3年生まで約100名の生徒さんが集まりました。事前に映画を鑑賞してから講演会に参加されたそうです。
講演会のタイトルは、「砂漠に緑を!中村哲先生が私たちに遺したもの」。
中村哲さんがアフガニスタンで、どのような思いで医師として勤務し、なぜ用水路を造り始め、そこにはどんな強い意志があったのか、今の世界情勢も踏まえながら、ウラ話も交えてお話されました。
お話の後の質疑応答では、たくさんの手が挙がりました。谷津監督は、予定の時間を大幅に繰り下げて、全員の質問に丁寧に答えてくださいました。
「中村哲さんが亡くなった時、どう思いましたか?」
「なぜ、中村哲さんは撃たれたのでしょうか?」
直球の質問が次々と寄せられます。
「私も何か力になりたいのですが、どうすれば良いでしょうか?」
こんな質問も挙がりました。
中村哲先生が手がけた事業はペシャワール会が引継ぎ、事業はすべて継続されています。ペシャワール会の会員になったり、募金をする他、谷津監督は「中村哲先生の本を読む」ことを勧められていました。
『荒野に希望の灯をともす」上映会では、「BSN愛の募金箱」を置かせて頂いています。こちらでお預かりした募金は、すべてペシャワール会へ寄付致します。7月1日現在、合計、2,707,509円が集まっています。
中村哲先生の「どんな人にも良心がある」という温かい気持ち、用水路が壊れてもくじけない強い気持ち、医師なのに一から土木について学ぶ気迫と集中力...、中学生の皆さんにも伝わったと思います。
劇場版『荒野に希望の灯をともす』は、2022年7月に東京の映画館で公開されて以降、口コミで広がりました。ドキュメンタリー映画は1万人でヒットと言われている中で、すでに15万人が鑑賞したそうです。