坂部 友宏

坂部友宏「有馬記念2025について考察してみる」

いよいよ明日1228日(日)は

競馬界の年末の風物詩であり国民的行事・有馬記念(中山競馬場・芝2500m)ですね!

ファン投票で選ばれた人気馬を含むスターホース16頭が揃います。

 

JRA競馬中継の実況担当者としても、競馬ファンとしてもとにかく楽しみです。

今回は、坂部なりの有馬記念のレース考察をこちらにお示しします。

さあ、的中するでしょうか?

 

※お示しするのは私の個人的な見解です。

 この見解に沿った馬券購入をお勧めするものでは全くありません。

 この12月、多くのプロの競馬解説者、さらにはもっと多くの競馬ファンの方々が様々な角度から有馬記念を考察しています。

 その流れの中で「坂部はこう考えて楽しんでいる」というだけです。

 結構、物事を言い切っていますが、事実もあれば私見もございます

 16頭が全馬、全力を出し切り無事ゴールを迎えてほしいです。

 参考にしたいなという人だけは、参考にしてください。どうぞお気をつけてお進みください。

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本命 6 メイショウタバル(牡馬4歳・武豊騎手)

 

「成長」する姿に、応援心をくすぐられました。

この馬には明確な「成長」が2025年にありました。

1年の締めくくり、だから推したくなるのです。

 

有馬記念(2500)の近年の歴史を見ると、

4歳以上の牡(雄)馬で有馬記念上位3着以内になった馬の条件は、

日本ダービー(2400m)優勝馬、または天皇賞・春(3200m)か菊花賞(3000m)3着以内の実績があるか・・・に限られてしまいます。

つまり、長距離系GⅠでしっかり走れる実力がないと、有馬記念は戦えないというデータです。

 

では我が本命メイショウタバルはどうか?

長距離系GⅠでの実績はありません。昨年の菊花賞16着、これだけ。

・・・ただし!なのです。

 

1年以上前のメイショウタバルは、

実力はあるけれども、やる気満々なためハイペースで前半を走ってしまい、

長距離を含むGⅠでは好成績が出ない馬でした。

私の印象も「先頭を引っ張るけど、最後までは持たないよね~気持ち入り過ぎかな~」という馬でした。

しかし2025年春、海外UAE遠征が変化のきっかけとなったようでした。

帰国初戦、2025年6月の宝塚記念(2200m)前の多くのメイショウタバル関係者が「海外で精神面が成長した」と話している報道に接しました。

私は、「精神が成長ってどの程度!?」と少し半信半疑でした。

もちろん、私なんかは競走馬を見る目があるのかと言われればほぼないに等しいです。

レース映像や戦績、関係者のコメントなどから馬の能力を把握するしかないのですが、

実際に宝塚記念のレースを見て、「お~!たしかに成長した・・・」と思わせる走りでした。

やる気満々で自分自分!のハイペースではなく、騎手の指示を守って最適なペースを刻んで走る馬へと変貌を遂げていたのです。

 

先日。

小学生5年生の次女が風邪を引き、病院に連れて行きました

待合室では、23歳くらいでしょうか、小さな子がお母さんの制止を振り切り、待合室中を縦横無尽に動き回っていました

お母さんからすると大変なご苦労でしょうが、私から見ると思わず微笑んでしまうような光景でした。

対して、私の小5の娘はじっと椅子の上に腰かけ、名前が呼ばれると「はい!」と返事をして診察室に入る・・・。

すっかり社会性を身に付けた娘に私は「うちの子にも、動きたいように動き回る時期ってあったよな・・・」と感慨深く思ったものでした。

 

人間と馬では、異なる面が当然数え切れないほどありますが、

ただ共通点として「周囲との調和」を身につけていく面があります。

もちろん、我が子には「大人しさ」も「果敢さ」も同時に磨いてほしいなと思いますが、

社会で力いっぱい実力を発揮していくには、お世話になる人たちとの調和=折り合いはとても大切な要素です。

 

馬が騎手の要求に応えることは、結果を出すには超重要!

メイショウタバルについて言えるのは、

前半からハイペースじゃないと納得いかない昨年から成長し、

4歳となった20256月の宝塚記念では逃げるレースをするにしても、

騎手が指示するペースを守ってしっかり走り(これを「騎手と折り合いが付く」と言います)、

ゴーサインが出た時にきっちりスパートをかけて、見事逃げ切り勝ちに成功する馬に変身していたのです。

 

つまり、病院内の話で言えば、

"お母さんの静止を振り切って待合室内を動き回る"馬から

"待合室では椅子にしっかり座って、名前を呼ばれたら「はい!」と返事をして診察室に入る"馬へと、この1年で見事に成長したのです!

これがメイショウタバル2025年躍進の姿です。

宝塚記念で初のGⅠ制覇を果たしました。

 

しかし、私は馬券は外しました。悔やみました。

「精神面が成長した」という関係者のコメントの意味がわかりました。

私は、大抵のGⅠレースがあった日曜日の夕方は沈んでいますが、

宝塚記念後は2025年ベスト3に入る沈み様でした。

「次にメイショウタバルを信じて馬券を買えるのはいつか?待ち遠しい」と思った瞬間でした。

私にとっての信じる時、それが今回の有馬記念です。

 

次走、11月のG天皇賞・秋(東京2000m)

メイショウタバルは有利ではないとされる8枠スタート。

少し苦しく見え、予想では有力視しませんでした。

レースでメイショウタバルは、1年前では考えられなかったようなスローペースでの逃げ戦法を取りました。

ペースを作りたい武豊騎手の指示通りに走り、ラストは東京競馬場の長い直線と他馬のラストスパートにわずかに屈した形でした。

6着。敗れましたが、いいのです。

東京の長い直線はやはりこの馬向きではありません。むしろ02差の6着によく残ったなと思えるくらい。

スローペース逃げは、今となってはもう「距離が長い有馬記念の練習だった」っていうくらいのことでいいです。

管理する石橋守調教師は今週の会見でも堂々と「距離を延ばすための騎乗だった」として振り返っていらっしゃいますし。

これはもう、有馬記念の騎乗が意識されなかったなんてないと見ていいんじゃないでしょうか??

手綱を取ったのは宝塚も秋天も、そして明日もレジェンド・武豊騎手

逃げのペース刻みは芸術的なイーブンペースとなることが多々です。

明日も神騎乗が楽しみ。

 

最初にも申し上げましたが、

メイショウタバルには長距離系GⅠの好成績はありません。

ただ、それは好成績を残す機会がなかっただけ。

見事成長を遂げた今年春以降のメイショウタバルにとって、初めて迎える長距離系GⅠの舞台。

それが明日1228日(日)の有馬記念なのです。

 

春のグランプリホース・メイショウタバル

冬のグランプリ・有馬記念を制すと見ました!

 

さらに何といっても、

今年はTBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」で競馬界が一層熱くなりました。

ドラマを見続けた人ならわかる、このワード『日高の馬で有馬を勝つ!』

今回の有馬記念も出走16頭中、日高地方産じゃない馬がほとんどですが、

メイショウタバルは・・・日高地方は三嶋牧場出身の馬です。

 

今年お亡くなりになったメイショウ冠の元オーナー・松本好雄さんの思いも『有馬を勝つ』

松本さんは人望が厚いことでも有名だった馬主。

2025年の競馬界の中で大変残念で印象に残るニュースとなってしまいました。

私も競馬実況担当者として、「メイショウシンタケ!」「メイショウカゼマチ!」といったメイショウ冠の馬を放送で叫んだことは何度もあります。

1人の競馬関係者として、改めてお悔やみ申し上げます。

松本さんの想いを受け継ぐ馬、それがメイショウタバルなのです。

 

ちなみに過去の有馬記念を振り返るとほぼ、優勝馬は安平町のノーザンファームの生産馬です。

ノーザンファームは今の競馬界にはなくてはならない大規模生産牧場で、私もいつも予想の参考にするファクターでもあります。強いから!

ただ、今年は世相が『日高の馬で有馬を勝つ!』と言っている!

メイショウタバルには今回も武豊騎手

ちなみに、最後に日高産の馬が有馬を制したのは2017年のキタサンブラックです。

騎乗したのは・・・武豊騎手でした。

『レジェンド』『盾男』『逃げの神騎乗』などなど・・・武豊騎手には一体いくつの称号があるのでしょうね?

功績が多過ぎてきっと数え切れないでしょう笑

実は『日高の馬を勝たせる騎手』でもあったのです!

 

メイショウタバル

父:ゴールドシップ  おー、有馬記念を勝ってる馬ですね

父の父:ステイゴールド  おー、長距離強いですね

36番  おー、内枠のいいところですね

 

さらに何か世相的な追い風情報がないか探してみました。

 

そもそも「タバル」ってどういう意味?

熊本県の地名だそうです。

あ~西郷隆盛の西南戦争の田原坂(タバルざか)の戦いってありましたね。

う~ん、特に2025年を象徴するものでもなかった!

 

メイショウの勝負服はピンク

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(競馬資料用の色鉛筆で塗りました)

さあピンク2025年を象徴する色だったかどうか!?

探しましたが、特に・・・。

大阪関西万博のミャクミャクでしたね、惜しい!

近いようで遠いか!

 

いやーしかし

さすがにもうメイショウタバルしか見えなくなりそうじゃないですか!?

 

 

1点気にしているのは、武豊騎手の今週の会見のコメント

メイショウタバルのことを武豊騎手「勝つチャンスがある馬」と評しました。

これ、ちょっとだけ心配になりました。

 

え?一体、どこが心配なんだ?って思いましたか?

 

私見ですが、武豊騎手が真の自信を持っている場合、

「勝つチャンスがある馬」ではなく

「勝つ馬です」とおっしゃるのではないかな・・・と。

いや、心配し過ぎですかね。

ヤバイ、私のめり込み過ぎておかしくなってきているようですかね。

 

もう1度、最後に述べておきますと

ここまで書いてきたことは、共感していただく部分もさぞ多いかもしれませんが、

「坂部の個人的な感想からくるメイショウタバル推し文」の要素が激強です。

他の15頭にも様々なドラマがあり、陣営の強い思いがあるんだということを付け加えさせていただきながら、

私は明日、メイショウタバル武豊騎手も信じ、ラスト直線は「逃げろ!耐えろ!そのまま!」と叫んでいると思います。

 

さあ12月28日(日)中山競馬場 15:40 有馬記念が楽しみですね!

 

 

人気馬以外で注目は・・・

1 エキサイトバイオ 何かが起こりそうな11番 母の母レーゲンボーゲンは、春の天皇賞馬レインボーラインの母!つまりレインボーラインは親戚の叔父さん

10 コスモキュランダ 中山巧者が調子を上げてきているよう この秋以降は馬体が520kg台で特に充実!

 

 

全て、私坂部の個人的考察です。

こうやって、私は有馬記念を11月末くらいから徐々に楽しんでいます!笑

あす有馬記念を見て、ガッツポーズになるか、崩れるか・・・。

皆さんも楽しみましょう!

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