台風19号、県内にも

甚大な被害をもたらしました。

 

当日は、なじラテなどで解説する時間が多く

あり、刻々と変わる気象情報、避難情報を届けていきましたが、避けられない雨風に対してどう呼びかけるか、

何ができるか気象予報士として、アナウンサーとして何度も放送前考えました。

 

12日からきょうにかけて取材をして思ったのは、

ピークとそれによる影響のタイムラグ。

何度も自分が伝えていたことを目の当たりにした今回の災害です。

 

大雨特別警報が出てから、

私は4回ニュース原稿を書きました。

 

「命を守るための最善の行動を心がけてください。」この言葉をどう伝えれば良いか、

言うだけなら簡単です、でも伝わらなければ意味がありません。

避難所に逃げるだけではなく、高いところに逃げる垂直避難など、

避難方法まで具体的に伝えること、それも大切だと思います。

 

それに加えて、普段から防災について知ってもらうこと、

防災はまさかではなくいつか起こるものだと考えてもらうこと

それも報道の使命ではないかと考えています。

毎月、私が担当している防災減災企画がそのきっかけになるように、

これからもひとつひとつニュースを作り上げていきたいです。

 

あすにかけても雨が断続的に降ります。

少しの雨でも地盤が緩んでいますので、

土砂災害には引き続き警戒してください。

 

 

久能木 百香