東日本大震災の発生から今日で4年が経ちました。


現在、新潟県内に避難されている方は1708人。

そのうち141人の方が避難生活を送っていらっしゃる

三条市にある交流センターひばりにおじゃましました。

 

震災後すぐに設置されたひばり。


避難された方と三条市の皆さんとの

交流の場になっています。


今日の正午から献花が行われ、

地震発生時刻午後2時46分に黙祷がささげられました。


多くは福島県から避難されてきた方で、

ひばり代表の佐竹さんもそのおひとり。

 

地震から5日後に

南相馬市から三条市にバスで来られたそうです。

 

「パンツ1枚持って来られなかった。

着の身着のままで来たわたしたちの面倒を

三条の皆さんは本当に良くみてくれた。」

と何度も感謝の言葉をおっしゃっていました。


ひばりがある三条市総合福祉センター入り口には

「第二のふるさと」という石碑がありますが、

これは福島の皆さんからの贈り物です。


しっかりとした心の交流が行われていることを

新潟県民として嬉しく思いました。

 

 

震災から4年の月日の中で

故郷に戻るという決断をされた方には

大きな大きな葛藤があったでしょうし、

佐竹さんのように三条市での移住を決めた方、

あるいは別の場所で生活をはじめられた方も

日々迷いや不安の中を過ごしていらっしゃることでしょう。


改めて皆さんに心を寄せていきたいと感じました。


交流センターひばりはこれからも運営が続き、

茶話会や食事会などが予定されています。


「亀仙人がおりますので、

いつでも遊びにきてください」と

にこやかに佐竹さんがおっしゃっていました。


交流センターひばり
三条市東本成寺/三条市総合福祉センター内


山田かおりでした。