ゴールデンウィーク明けの5月9日から3日間、私は東日本大震災の被災地、宮城県の石巻市と岩沼市で瓦礫撤去のボランティアに参加しました。

その時点で一番感じた事。
それは、「復興」と口で言うのは簡単だが、後片付けが終わらない限り復興は始まらないという事。
そして、まだ後片付けの真っ最中の状態に過ぎず、まだまだ復興まで膨大な時間と労力が必要だという事でした。

それから2か月以上が過ぎました。しかし、連日の報道を見る限り、後片付けは終わらず、復興はまだ始まっていません。
それどころか、場所によっては、大量のハエや蚊が発生したり、瓦礫やヘドロが猛烈な悪臭を放つなど、むしろ状況が悪化している所もあるようです。

さて、一度ボランティアに行きますと、昔居た職場の事が気になるような感覚になると言ったらよいのでしょうか。自分が瓦礫撤去をした地域がどうなっているのか、住民の皆さんに笑顔は戻ったのか、ボランティアたちがどんな状況で仕事しているのか、その後の様子が気になって仕方がなくなるものです。

明日28日木曜は高校野球新潟県大会決勝が開催されます。予定通り開催なら、BSNラジオで実況生中継するため「ごきげんアワー」の放送はお休みになります。
もちろん天気予報と相談しながらになりますが、私はその休みを利用して、前回と同じく単独で、28、29日、実働2日間の瓦礫撤去に行ってくる予定です。
2か月前と何か変わったのか、何も変わらないのか。瓦礫撤去作業を通じて、少しでも肌で感じて帰って来たいと思います。