結果的にある事情により行く事が出来なくなりましたが、先月の終わり、私は、東日本大震災の被災地に、2度目のボランティア活動に行く計画を立てていました。

被災地の各市町村には、ボランティアと被災者の橋渡しをする災害ボランティアセンターがあります。宮城県内のいくつかの災害ボランティアセンターに電話で作業状況を問い合わせる過程で、ある事が分かりました。

瓦礫撤去や泥かきがある程度進んだ事により、作業の日を土日に限定したり、県外からのボランティアを断って地元の人に限定したり、中には完全にセンターを閉鎖し、ボランティアの募集を打ち切った所があったのです。

これは嬉しい知らせでした。全国から集まったボランティアたちの力によって、復興に向けての後片付けに、確かな進展が見られたのです。ボランティアを必要とする所が確実に減っている事が分かったのです。朗報でした。

しかし、手放しでは喜べませんでした。
なぜなら、後片付けは被災地全体では完全に終わっていないからです。

大勢のボランティアの力を必要としている地域はまだ数多くあります。また、ボランティアが作業をする場所はある程度安全が確保されている所であり、危険極まりない所や、重機を使わなければ作業出来ない所が、まだ手付かずの状態でたくさん残っています。
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これは、東日本大震災の被災地だけでなく、新潟県内の水害の被災地にも当てはまる事だと思いますが、日々状況が変化していく中で、直接的でも間接的でも、可能な範囲で自分に何が出来るのか、私も考え続けたいと思います。