珠玉の舞台公演の数々を、解説付きで。
「はしご」して一日中楽しめる、
伝統芸術の祭典。
『声明 法相宗大本山 薬師寺』
日時:4月13日(土)12:00〜 [60分] ※開場/11:30
料金:S席 6,500円 A席 5,300円 B席 4,800円
1300年の時を超える祈り、
新潟で織り成す平和への祝祭
天武天皇9年(680)に発願された奈良の薬師寺は、法相宗の大本山の仏教寺院です。AMJ2024では、薬師寺で毎年3月、1週間に渡り開催される「修二会花会式しゅにえはなえしき」の一部を執り行います。
意識・無意識に犯している過ちを僧侶が国民に代わって懴悔し、国家繁栄・万民豊楽・天下泰平・風雨順次・五穀豊穣・病気平癒を薬師三尊様に祈願する、8世紀から続く日本の重要な法会であり、御本尊に10種類の造花を供えることから花会式と呼ばれています。
法要の中で唱える声明は、仏教が伝来した奈良時代からの伝統を受け継いでいるとされ、その力強さが特徴です。新潟で体験するというまたとない機会。厳かな法会の後は、きっと清々しい気持ちに満たされることでしょう。
法相宗は奈良時代に中国からもたらされた宗派「南都六宗」のひとつで、日本における現存最古の宗派であり、薬師寺は天武天皇9年(680)に天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈って発願されました。
710年藤原京から平城京へと遷都が行われ平城京右京六條二坊の現在の地へと遷った当時の薬師寺は、金堂・東西両塔・大講堂など主要なお堂には裳階がつけられ、その壮麗な姿は「龍宮造り」と呼ばれていました。しかし、歴史の中で多くの堂塔が火災や地震で失われ、特に享禄元年(1528)の兵火は激しく、金堂、西塔、大講堂などが焼失しました。そのなかで唯一創建時から現存するのが国宝の東塔です。
花会式は、日本の豊かな歴史と文化、精神性を背景に持つ、心に残る仏教の儀式です。色とりどりの造花の装飾は、平和と繁栄を願う日本人の精神を表現し、薬師寺の僧侶たちの心身を清める儀式や本尊への礼拝は、自己の修行だけでなく、すべての人々への救済と利益を目指します。
AMJ2024では、実際の造花を再現したものを荘厳します。観客の皆様は、花会式の鮮やかな美しさと僧侶たちの祈りの儀式を通じて、日本の深い歴史と文化を新たな視点で知ることになるでしょう。
さぁ、皆様、1300年の時を超えた、仏教文化の旅に、出かけましょう。
『声明 大和国 総本山 長谷寺』
日時:4月14日(日)11:30〜 [60分] ※開場/11:00
料金:S席 4,800円 A席 4,300円 B席 3,800円
千年の時間旅行へのいざない
祈りのアンビエントに、心を浴す
奈良の長谷寺に伝わる声明は、9世紀に弘法大師・空海によって中国から日本へ伝えられた "真言宗の宗教音楽" です。「役者節」と呼ばれる華やかで歌うような節回しの特徴を持ち、日本の伝統音楽に多大な影響を与えてきました。
AMJでは毎年人気公演の一つとして知られ、「大般若波羅蜜多経」の一部を「転読」という形式で唱え、災難を払い、福を招き入れ、世界の平和を祈るその厳かな光景に、「思わず泣いてしまった」という声も聞かれるほどの強烈な感動があります。
10mを超える本尊十一面観世音菩薩様の大画軸を背に、長谷寺を示現させながら、荘厳な歌声が観客の皆様を千年の旅へと誘います。
プログラムNo01の法相宗総本山薬師寺との「宗派の異なる声明聴き比べ」もおすすめです。
奈良の長谷寺は全国に約300ヶ寺ある「長谷寺」と名のつく寺院、「長谷観音」を祀る寺院の源であり、発祥の寺でもあります。
四季を通じて「花の御寺」として多くの人々の信仰を集めている長谷寺は、太古の昔より人々の行き交う霊験の地としても知られ、その地に立つ十一面観音をはじめ、人々に篤く信仰されてきました。声明を通じて、この威風と悠久を、皆様に感じていただけることでしょう。
世界各国の公演にて、聴く者の心に深く響き、その尊さで魅了している "僧侶のゴスペル" 、心洗わるまたとない機会をご堪能ください
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