2022年2月23日放送

不要な学用品を必要な人へ 学用品リサイクルバンク事業

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ランドセルや制服など春は新生活に向けた準備でお金がかかりますが、不要となった制服などを必要な人へ無償で貸し出す取り組みを、新潟市の学習塾が始めました。

ハンガーにかけられた制服にランドセルなど、学校生活で使う品がずらり。全て不要となった学用品です。新潟市西蒲区で学習塾を経営する幸田健太さんが去年10月から始めた事業が、不要となった学用品を必要な人たちに無償で貸し出す「リサイクルバンク事業」です。

【学習支援事業所 寺小屋 幸田健太代表】
「経済的に困っている人が、なかなか目に付かないですが、いるんだなということに気付いて、少しでも支援ができたらいいと思いました」

幸田さんはこれまでに、塾に通う生徒の親など約60人から100点以上の学用品の寄付を受けました。これまでに利用した人はまだ数人だということですが、幸田さんは気軽に学用品のリサイクルバンクを利用してほしいと呼び掛けます。

【学習支援事業所 寺小屋 幸田健太代表】
「利用する人も遠慮なくどんどん使っていただければと思います。それが(学用品を)提供してくれた人の喜ぶことだと思いますし、私はその中間に立てたらいいと思っています」

幸田さんは今後も不要となった学用品の寄付を募り、必要な人たちに提供していきたいとしています。

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