遅ればせながら、北の大地、北海道余市にある「ニッカウヰスキー余市蒸留所」のリポート。

 

あの、朝の連続ドラマでも人気を博した、マッサンこと竹鶴政孝によって創立された

ニッカウヰスキーの聖地。

 

一人の男の情熱は今も受け継がれ、骨太なウイスキーを造り続けています。

 

 

ずっと憧れていた、余市。

 

行くなら、雪の時期に!と言われていました。

 

 

新潟から飛行機とローカル列車を乗り継いでついたのは

 

 

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小樽。

 

そこからローカル線を乗り継いで余市に到着です。

 

駅から徒歩2~3分で、素敵な石造りの門が見えてきます。

 

 

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今回の旅のご案内は、アサヒビール新潟支社の鈴木部長。

 

毎週火曜日ゆうWAVEでお送りしている「アサヒビール 夜を訪ねて3000軒」で

月の初めにプレゼントのご案内をしてくださっている、おなじみ「火曜日の男」です。

 

 

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門をくぐりぬけると…

 

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晴れた~

 

真っ白なパウダースノウと青空。 

石造りの建物に帽子をかぶったような赤い屋根がかわいい。

 

まるで、おとぎ話の世界。

 

 

 

この風景、朝の連ドラで見た!という方も多いのでは?

 

 

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ドラマの影響もあり、一時期は、年間91万人もの方が訪れたという、こちらは

無料で見学できるのです。

 

でも、決して観光施設として作られたわけではなく、今も昔も、ただひたむきに

ウイスキーを作っている。

何も変わらず、何も変えず、真面目に骨太に。

 

 

それは、こちら北海道工場の西川工場長のお話を伺って、強く強く感じました。

 

 

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余市では、いまだに昔と変わらず石炭直火蒸留によって、重みのあるモルト厳守を

作っています。

 

「手間のかかる石炭直火蒸留は、あえて、きれいすぎないウイスキーを造る。

荒削りではあるけれど、重厚でコクのあるモルトになるから。

この製造方法をやめろといわれたら、我々に命を絶てと言っているようなもの。」

 

ここまでおっしゃるのです。

 

 

そのこだわりの製法はここで見学することができます。

 

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ご案内してくださったのは、森田さん。

 

今年も、間もなく、この石炭が釜に入れられ、直火蒸留が始まります。

 

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ここで蒸留されたものはアルコール分63%程度に調整され、樽に詰められ

長期間熟成されます。

 

 

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樽の材料や、熟成の間の気温、湿度などによって、それぞれ個性を持った琥珀色の液体に。

 

 

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西川工場長や、森田さんのお話を伺いながら蒸留所を巡っていると

ウイスキーができるまでの物語に、どんどんひきこまれていきます。

 

気がつけば、すっかり余市と、そこに生きる工場の皆様、そして

ウイスキーそのものの虜に。

 

 

とどめはこれです。

 

 

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特別にいただいた、貯蔵する前の原酒。

アルコール分 63度。

 

まだ樽の色もついていない透明なウイスキーの原酒です。

 

 

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見学の間に、冷たくなった指先まで熱くなるような…

体中を、余市蒸留所に関わる方々の情熱がかけめぐるような…

 

忘れられない感覚でした。

 

 

 

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あきらかに酔ってる…(笑)

 

 

 

マッサンはすごい!

 

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この続きは、マッサンと奥様のリタさんのお家訪問。

 

特別に、生活なさっていたそのままの状態のマッサン邸に入れていただきました。

つづきをお楽しみに…