以前、ルネッサンス・バロック時代の古楽器の収集されている方に

「リュート」という楽器を紹介して頂き興味を持っていたところ

なんと、新発田市にリュート工房があるということでおじゃましました!

 

「Kリュート工房」のリュート職人、奥田貴美衛さんにお話をお聞きしました。

 

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まず、リュートとはギターに似ているようですが

起源は中世アラビアのウードという楽器です。

そのウードが西に渡って“リュート”となり、東に渡って“琵琶”になったそうです。

 

背面がふっくらと丸みを帯びて

洋ナシを半分にしたような形と

ネックの先端が後方に折れているところ

さらに、弦が最大26本あるところが特徴です。

また、胴の中央に綺麗な透かし細工が施されています。

 

材料はバイオリンとほぼ同じそうです。

製作には4~5カ月かけているとのことです。

 

ギターの教本の広告に載っていたリュートの写真を見てから

奥田さんはリュートに魅了され

2009年にこの工房を構えました。

 

口コミで発注が来るとのことですが

奥田さんはつねに理想のリュート作りにむけて

リュートを作り続けています。

 

音色はとても奥深く

つい聞き入ってしまう音色でした

 

 

 

Kリュート工房

新発田市城北町

 

 

臼木優香