今日の「ごきげんアワー」は、
「新潟県立近代美術館」からお伝えしました。
今、新潟県立近代美術館では
濱谷浩さんの写真展が行われています。
写真界のノーベル賞と言われている賞を
受賞するなど、国際的にも注目されている
日本を代表する写真家です。
この写真展では、失われていく集落の姿や
風俗を改めて見ることができ、もう一度
過去を振り返ることができます。
白黒の写真なのですが、動いている姿を
そのまま切り取ったような躍動感があり、
人物の表情、動き、そして色までもが
想像できるような写真だと私は感じました。
今年は、濱谷浩さんの生誕100年とともに
戦後７０年の節目でもあります。
疎開先が高田だった濱谷さんと
新潟の繋がりは強く、写真を撮る上でも、
多大な影響を及ぼしたとされています。
田植えをしている女性のこの写真は、
田植えの劣悪な環境を伝えるきっかけになり
その後社会を動かすことに繋がったそうです。
また終戦の日の太陽の写真などもあり、
時代の移り変わりの瞬間を感じることも
できる作品展だと思いました。
「玉音放送とともに振り返る８月１５日」
という終戦記念日イベントも、
８月１５日に行われます。
この写真展は、８月３０日まで
見ることができます。
世代によっても、見方や感じ方が
変わると思いますが、どの方でも
自分の生き方や生活を振り返る機会に
なるような写真展です。
みなさんも、ぜひ足を運んでみてください。
新潟県立近代美術館
長岡市千秋３丁目２７８-１４
お問い合わせ ０２５８-２８-４１１１
久能木百香
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