新潟大学ラジオ公開講座(平成28年度)

【企 画】 新潟大学 【制作・放送】 BSN新潟放送


◇番組ナビゲーター 小野沢 裕子アナウンサー

◇放送日程

 平成29年1月8日(日)~3月26日(日)各全6回
 BSNラジオ(AM放送)毎週日曜日 午前11時30分~12時00分
 やむをえない事情により放送時間を変更することがあります。

新潟大学ラジオ公開講座(平成28年度)

◇講座の概要

 日本では人口の高齢化により腎臓病は増え続けていて、成人の8人に1人、1300万人が慢性腎臓病を持ち、32万人以上が透析療法を受けています。腎臓は、体内の老廃物の排泄、水分や電解質バランスの維持を目的として尿をつくりますが、腎臓の働きには尿をつくること以外に、血圧の調節、赤血球を造るホルモン(エリスロポエチン)の分泌、骨やカルシウムの調節(ビタミンDの活性化)、薬剤の排泄など、多くの働きを担っています。したがって腎臓に病気があると、複数の異常が、少しずつ重なって起こってきます。たとえば高血圧、動脈硬化、貧血、骨粗鬆症などが、腎機能低下とともに起こります。さらに腎臓病が進むと心不全、認知症や骨折の危険性もあがることも分かってきました。
 本講座では、腎臓の役割、慢性腎臓病の症状、生活習慣病の関わりなど、日々の健康に役立つ情報を提供します。また、新潟大学の腎臓病に関する最先端な取り組みについて紹介します。本講座は、腎臓病について一般市民、腎臓病患者に対し啓発することを目的としています。


 ●第1回 「腎臓:全身を制御する臓器」

担当講師:新潟大学大学院医歯学総合研究科(医科) 腎研究センター 腎分子病態学 教授 河内 裕       

放送:平成29年1月8日(日)

 腎臓の主な仕事は、生体のいろいろな代謝でできた老廃物を尿として捨てる仕事です。しかし、腎臓は単純にごみを捨てる臓器ではなく、生体内の水分や電解質を調節することにより、全身血圧を制御し、人間の身体を構成している基本単位である細胞が生きていくための環境を維持する働きをしています。また、腎臓は骨を強くする仕事、赤血球を作らせるホルモンを作る仕事もしており、全身を制御している臓器です。このような腎臓の多様な機能についてお話しします。 


 >> 放送はこちらから 【音源は1/13(金)公開】

 

 

 ●第2回 「慢性腎臓病」

担当講師:新潟大学大学院医歯学総合研究科(医科) 腎研究センター 腎・膠原病内科学 教授 成田 一衛       

放送:平成29年1月15日(日)

 慢性腎臓病(CKD)の患者さんは1330万人いると考えられ、新たな国民病といわれています。通常、腎機能は、老廃物を尿中に排泄する機能を反映する血清クレアチニン値、あるいは推定糸球体濾過値という指標で測ります。しかし腎臓病の初期、軽度の腎機能低下の段階では、自分で感じる症状はほとんどなく、知らないうちに進行してしまっていることも多い病気です。腎不全の原因は、糖尿病による腎障害(糖尿病性腎症)、腎臓の炎症(糸球体腎炎)、腎臓の動脈硬化(腎硬化症)の3つが主なものと考えられていますが、その他にも様々な病気が含まれます。慢性腎臓病の症状、治療法などについてお話します。


 >> 放送はこちらから 【音源は1/20(金)公開】

 

 

 ●第3回 「血液透析と腹膜透析」

担当講師:新潟大学大学院医歯学総合研究科(医科) 腎研究センター 腎医学医療センター 特任教授 丸山 弘樹       

放送:平成29年1月22日(日)

 腎不全は腎機能が低下して、十分な尿がつくれず、からだの水分や電解質の異常が生じ、尿毒素がたまってくる状態を指します。日本では人口の高齢化により腎臓病は増え続けていて、成人の8人に1人、1300万人が慢性腎臓病を持ち、32万人以上が透析療法を受けています。腎不全の治療法である血液透析療法と腹膜透析療法についてお話します。


 >> 放送はこちらから 【音源は1/27(金)公開】

 

 ●第4回 「腎 移 植」

担当講師:新潟大学大学院医歯学総合研究科(医科) 腎研究センター 腎泌尿器病態学 准教授 齋藤 和英       

放送:平成29年1月29日(日)

 腎移植は生命予後の改善、生活の質の向上が期待できる腎代替療法です。新潟大学では全国に先駆けて腎移植の普及を進め、かつては不可能であったABO血液型不適合移植などを実現してきました。今までに450件以上の実績があり10年生着率は生体98%献腎87%と全国平均を上回る成績を収めています。腎移植の実際について新潟大学の取り組みを交えてわかりやすくお話します。


 >> 放送はこちらから【音源は2/3(金)公開】

 

 

 ●第5回 「腎臓病と栄養・食事」

担当講師:新潟大学大学院医歯学総合研究科(医科) 腎研究センター 病態栄養学 特任准教授 細島 康宏       

放送:平成29年2月5日(日)

 からだの働きや構造を健康な状態に維持するために、適切な栄養を摂ることは非常に重要です。炭水化物、脂質、たんぱく質の3大栄養素のうち、特にたんぱく質はからだで使われたあとは尿素窒素として、尿から排泄されます。したがって腎臓の働きが低下すると、尿素窒素がたまってきます。腎臓にやさしい食事についてお話します。


 >> 放送はこちらから 【音源は2/10(金)公開】

 

 

 ●第6回 「生活習慣と腎臓病」

担当講師:新潟大学大学院医歯学総合研究科(医科) 腎研究センター 機能分子医学 特任教授 斎藤 亮彦       

放送:平成29年2月12日(日)

 生活習慣(病)と腎臓病の関係についてお話します。どのような生活習慣が腎臓病の予防に役立つか、また、糖尿病・高血圧などの生活習慣病からどのようにして腎臓夫病が発症し、それにどのように対処すべきかについてお話します。さらに、腎臓病を診断・予防・治療するための、私どもの研究の一端についてもご紹介します。


 >> 放送はこちらから 【音源は2/17(金)公開】

 


新潟大学ラジオ公開講座(平成28年度)

◇講座の概要

 現在、がんは2人に1人が罹る国民病であり、新潟県がん登録集計によると本県では毎年あらたに2万人前後の県民ががんになり、がん治療を受けています。近年、がん治療の水準が上がり、がんは「不治の病」から「治る病」になりましたが、多くのがん患者は治療中や治療後の副作用に苦しんでおり、多くの副作用が口と関連していることが分かっています。口と関連する副作用は上手に対応することで予防や軽減が可能なことから、多くの国で、がん治療に口の管理は包括されており、本院でも治療中は医科と歯科の連携、退院後はかかりつけ歯科との連携など体制は整えていますが、まだ認知度は低く、余計な副作用で治療を途中で断念したり、治療後の生活の質(QOL)が低下していたりしている方が多いのが現状です。本講座は、がん治療を安心・安全にうけ、がん治療後の高い生活の質(QOL)を維持するための「がん治療と口との関係」、「口と関連する副作用に対する上手な対応」、「医科歯科連携」、「本院とかかりつけ歯科医院の連携」について紹介し、いざという時の備えにして頂くことを目的としています。


 ●第1回 「お口とがん治療」

担当講師:新潟大学医歯学総合病院(歯科) 医療連携口腔管理チーム 顎顔面外科 教授 高木 律男       

放送:平成29年2月19日(日)

 がん治療における口腔ケアの大切さについてお話しします。まず、がん治療により起こる口腔内の不快症状とそれによるがん治療への影響および日ごろの口腔ケアとがん治療前の口腔ケアについてふれ、次に新潟大学医歯学総合病院での医科歯科連携についてご紹介します。 


 >> 放送はこちらから 【音源は2/24(金)公開】

 

 

 ●第2回 「がん手術と口腔ケア」

担当講師:新潟大学医歯学総合病院(歯科) 医療連携口腔管理チーム 口腔再建外科 助教 小田 陽平       

放送:平成29年2月26日(日)

 口は食べ物、飲み物を摂取する経路ですが、同時に呼吸の通り道でもあります。また、常に細菌が生息していてゼロにはできません。手術の後など、抵抗力が弱っているときにお口の中が汚れていると、全身に影響することがあることが分かってきました。がん手術や移植手術、心臓血管手術などで、なぜお口の状態をきれいに保つことが重要なのかお話しし、我々の取り組みについてもご紹介します。


 >> 放送はこちらから 【音源は3/3(金)公開】

 

 

 ●第3回 「抗がん剤治療における口腔ケア」

担当講師:新潟大学医歯学総合病院(歯科) 医療連携口腔管理チーム 口腔再建外科 特任助教 加藤 祐介       

放送:平成29年3月5日(日)

 がん治療の中の化学療法(抗がん剤治療)はがん細胞以外にも正常な細胞にも悪影響を及ぼし、口内炎、粘膜炎といった副作用が生じてしまいます。口内炎などの不快症状により摂食障害や会話など日常生活にも悪影響を及ぼし、身体的、精神的なダメージを受け、がんと闘う体力や気力を失い、がん治療の継続が困難になります。化学療法前から口腔ケアを行うことで口腔の不快症状の予防と軽減を図る必要があります。通院治療、入院治療に関わらず、がん治療開始前から歯科での専門的なケア、指導を受けることの重要性をお話しします。


 >> 放送はこちらから 【音源は3/10(金)公開】

 

 ●第4回 「放射線治療 -歯科受診で安心安全-」

担当講師:新潟大学医歯学総合病院(歯科) 医療連携口腔管理チーム 歯科放射線科 准教授 勝良 剛詞       

放送:平成29年3月12日(日)

 放射線治療は機能と形態を温存できる利点があり機能や形態が複雑な口や喉のがんに多く利用されています。しかし、様々な副作用が治療中だけでなく治療後も起こることがありますが、予防したり軽減したりできるのです。
 「放射線治療と口との関係」、「副作用に対する上手な対応」、「かかりつけ歯科医院の大切さ」を中心に安心安全に放射線治療を受ける秘訣をお話しします。


 >> 放送はこちらから【音源は3/17(金)公開】

 

 

 ●第5回 「骨髄移植 -口腔ケアで乗り切ろう-」

担当講師:新潟大学医歯学総合病院(歯科) 医療連携口腔管理チーム 歯科放射線科 准教授 勝良 剛詞       

放送:平成29年3月19日(日)

 骨髄移植は白血病、再生不良性貧血や小児悪性腫瘍をしっかりと治すために行われます。そのためには骨髄移植だけでなく抗がん剤や放射線治療も併用され様々な副作用がでます。そのため、新潟大学では移植治療を円滑に乗り越えられるよう様々な職種が協力し副作用対策に取り組んでいます。移植治療における歯科の取り組み、口腔ケアの効果についてお話しします。


 >> 放送はこちらから 【音源は3/24(金)公開】

 

 

 ●第6回 「薬剤関連 顎骨壊死とお口の関係」

担当講師:新潟大学医歯学総合病院 医師キャリア支援センター 特任助教 黒川 亮       

放送:平成29年3月26日(日)

 ある種の骨の治療薬の副作用として、歯を支える顎骨に限局した「壊死」が2003年に報告されました。この新しい病気を「薬剤関連顎骨壊死」と言いますが、急激に患者数が増えてきている一方で、未だ治療法は確立されていません。
 この病気は、薬剤単独で発症することは珍しく、薬剤投与と組み合わさることで発症しやすくなる「危険因子」が存在します。今回は、薬剤関連顎骨壊死についての説明と、現在考えられている治療法、予防法についてお話しします。


 >> 放送はこちらから 【音源は3/31(金)公開】

 

この講座についてのお問い合わせ、お申し込みは下記へお寄せ下さい。

新潟大学 研究企画推進部 産学連携課
〒950-2181 新潟市西区五十嵐2の町8050番地
電話:025-262-7633  FAX:025-262-7513
E-mail:koukai@adm.niigata-u.ac.jp
月~金(祝日を除く)9:00~17:00


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