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健康トピックス
◆◇ 12月19日放送のテーマ ◇◆

「大腸癌から身を守るためにA」
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「大腸癌から身を守るためにA」 (12月19日放送)
林俊一クリニック

○検診でやっている検便の検査以外の大腸の検査
 バリウムを使ったレントゲン検査と大腸内視鏡検査という二つの方法があります。ただ、レントゲンの検査は病気を見つける能力にかなり限界がありますので、せっかく検査受けるのなら、大腸内視鏡検査がお勧めです。

○レントゲン検査では見つからない病気
 特に、最近問題になっているのは陥凹型(かんおうがた)早期大腸癌という癌です。早期大腸癌とは早い時期の大腸癌のことですが、以前は早期大腸癌というとポリープというでっぱったキノコのような形のものしか見つかっていませんでした。しかし、最近この陥凹型大腸癌という全く出っ張りがなく、むしろくぼんでいている癌のあることがわかってきました。さらに、この癌はとても進行が早く転移しやすいことがわかっていて、見つけたらすぐに治療しなくてはいけません。しかし、この危険な癌をレントゲンで見つけることはまず不可能です。

○はじめから大腸の内視鏡検査を受けるべき!
 病気を発見する能力以外にも内視鏡検査には優れている点がいくつもあります。その中でも、病気が見つかったときに組織検査や内視鏡手術がすぐにその場でできる点は内視鏡検査の特に優れた点といえます。今ではかなり大きな癌でも内視鏡の日帰り手術で治すことができるようになっています。レントゲンでは病気が見つかっても、結局、日を改めて内視鏡検査をしなければなりません。現在のレントゲン検査を行うのは、内視鏡検査の予約がいっぱいで検査しきれないときなどの特殊な場合に限られます。

○大腸の内視鏡検査は苦しい?
 確かに、検査で辛い経験をした人が多いのも事実です。そのために、「苦しい検査」という風評が一般的になってしまっているのだと思います。大腸はうねうねした迷路のようになっていますので、ここを内視鏡で進んでいくときに、腸が内視鏡に引っ張られて痛みや辛さの主な原因になります。腸を引ぱることなく内視鏡することは可能ですが非常に高度なテクニックを必要とします。それゆえに、どの医療機関でもできるわけではありません。ただ、このテクニック如何で、患者さんの味わう世界が、とても辛いものか、いつ検査していたのかわからないほど楽なものかにわかれてしまいます。

○どこで検査をしたらいいの?
 残念ながら一概にはいえません。なるべく最近大腸の内視鏡検査を受けた人に話を聞いて、評判のいいところを選ばれるのがいいと思います。ただ「○○病院がいい」という程度の情報では期待を裏切られることもあるかもしれません。個人のクリニックは同じ医師が検査するのであたりはずれはあまりありませんが、大きな病院では技術レベルの違う何人かの医師が検査を分担していることが普通です。「○○病院」という情報だけではなく「どの医師に検査してもらったら良いのか」というところまで情報を集められるのが賢明だと思います。

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