大嶋美樹子さん (新潟市 風呂敷専門店おおしまや)
新潟市中央区にある
風呂敷専門店「おおしまや」。
この店の店長が大嶋美樹子さん。
若い世代ならではの感性で風呂敷の新しい使い方を提案しています。
「私自身、実家が呉服屋だったんです。
で、元々インターネットで唐草模様の
風呂敷を販売していたんですけど・・・
唐草模様って途切れてないでしょ、
図案がつる草で
で、延命とか長寿とか子孫繁栄の
意味があって・・
最初、其れに感動して
意味を解説しながら
ネットで売り始めたんです。」
その後、販売実績が増え、現在の店舗を新潟駅南に・・
現在は若い人にも人気のショップになっています。
「昔からの伝統の風呂敷の柄って、
ひとつも縁起の悪いものは無いんです。
で、それぞれの柄、模様に
色々な祝い事に合わせた意味もあって・・
その時々にあわせた風呂敷を祝い事に贈るという
日本古来の風習が元々あったんです。」
新潟は結婚式の=松の葉(軽いお返しの品)=に
風呂敷を贈るという風習が昔からあったので
若い方にも案外、風呂敷は馴染もあったんですよ、と、大嶋さん。
「昨今のエコブームもあって、
今、風呂敷は若い人に
見直されてるかも(笑)
風呂敷でエコバッグ作ったりも
出来ますし結び方を覚えると
其れこそ色々な使い方が
いろんな場所で出来るんで
楽しいんですよ。」
風呂敷の使い方講習会も
定期的に行なっている大嶋さん。
風呂敷が持つ魅力を多方面から
若い人中心に発信し続けています。
「買物紙袋が使われるようになってから
風呂敷は脇役になっちゃったのかも知れませんけど
一度使ったら使えなくなる紙の袋と
繰り返し使える風呂敷だったら・・
やっぱり風呂敷が素敵かな(笑)。
普段小さく畳んでおいて、必要に応じて
包むものの形に応じて自分の思う形に出来る・・
そんな自由さもいいなあ、と思うんです。」
「新潟には亀田縞や小千谷縮など
新潟特有の織物、
生地がありますよね。
そういう生地のよさを生かした
風呂敷とその使い方や
文化みたいなものを
これからの子どもたちにも
知って欲しいな、と
今は思いながら色々頑張って
みようと(笑)。」
ただ売るだけでなく
風呂敷を広める活動
その中から生まれてきた
人間関係みたいなもの
そういうのが今一番の宝かも知れません・・・
最後、インタビューにそう答えて
大嶋さんは柔らかく笑いました。
先人の知恵が詰まった新潟の風呂敷文化は
それを心から愛するひとたちの手によって
にいがたの地で新しい世代へと伝えられています。
※松の葉・・・ 北信越独特の風習・結婚式の軽い引き出物
本来は縁談の際、使者によって先方より届けられた「風呂敷」を、
承諾する場合は受け取り、断る場合は返すといった具合に、
両家が穏やかに意思を確認できる方法だったという。
ふろしき・おおしまやHP
http://www.geocities.jp/niigataoshimaya/




