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風間正雄さん(5/31)

風間正雄さん(新潟市白根・凧絵師)

300年の歴史を持つ白根大凧合戦。
6畳から24畳に至るサイズの大凧の製作も
代々地元で受け継がれてきました。

「昔から青年会の凧作りは手伝ってたんだがね・・
 20年位前白根市のカレンダーに綺麗な凧が載っていて
 鮮やかな色の凧でねえ・・それが隣の町内の、
 役者組(大凧合戦のチーム名)の今井さんって人で・・
 押しかけて、まあ、弟子みたいにしてもらったんだね(笑)。」  
    100531_1.jpg
笑顔で語る風間正雄(かざままさお)さんは
現在、白根の大凧絵の第一人者
 「しろね大凧と歴史の館」に展示される全ての凧を手掛けてきました。

「白根の凧は=武者絵=が
 殆どだからね。
 何よりも迫力のある絵でないと
 駄目なんだわ。
 
 人間の顔や身体には
 直線って無いんだけど
 曲がった線でも弱々しきゃ使えない・・・
 緩(ゆる)い線でも力(ちから)が無きゃ駄目だ。
 
 ・・まあ、身体で覚えて来たことだけども。」

「何と言っても6畳、24畳の大きい紙にね
 こう、=描く=ってのは、他じゃ出来ない、味わえない。
 素晴らしいことなんだと思うからね、白根は。
 技術も迫力も一番なんだわ、そういうのをね、
 これからの子どもたちに残して伝えておきたくて。」

100531_2.jpg地元小学校での凧絵の講習会も 
定期的に行なう風間さん。
もう15年以上も
凧合戦の季節を迎えると
凧絵の魅力を新しい世代へと伝え続けています。

 「凧の絵の良さってのは
 飾ってるのだけじゃ無くてね。
 空に揚がったとき・・なんだわな、
 何よりも。
 描いた色が、空の色、空間の色に
 映えてねえ・・・
 太陽の下でくっきりと色も形も浮かび上がる。
 
 絵を描いた子どもたちは皆興奮して見るよ
 =ああ、俺こんなに上手く描けたんか=って。
 そう言って喜んで笑う・・今までみんなそうだったねえ(笑)」

「自分が描いてきた凧の絵は・・まあこんな程度だけど
 次の世代の、子どもがさ・・そうだねえ、
 =3D=に見えるような(笑)迫力の絵を描いたりして
 そういう凧が見てみたいですよ、今、本当に。

 =風間のおっさん、なんで凧にあんな色使ってたんだ?=とか
 色々文句言われたりしたいねえ(笑)・・楽しみだな、それが。」

何枚もの大凧が風をはらんで舞い上がり
100531_3.jpg青い空を彩りながら繰り広げる勇壮な白根大凧合戦。
初夏の越後平野を飾る故郷の祭りが今年も間もなくやってきます。

「合戦は、(揚げた凧を)絡めて
 引くだけじゃないんだねえ。
 空に浮かんだ何枚も何枚もの
 凧を見るだけでも・・壮観だよ。

 町内の若い奴なんか冬のうちから、
 竹割って骨組み組んで・・
 待ちに待って揚げるんだからねえ、
 素晴らしいわね、いつも。

 だから、これからもこの凧を残していかなきゃ・・と思うんだわ。」

風間さんはこれからも凧絵を描き続けることでしょう。
ふるさとの空に舞う凧の勇姿を子どもたちに伝えるために。  

 
※白根大凧合戦 6月3日(木)~6月7日(月)開催
 新潟市HPから。
 http://www.city.niigata.jp/info/minami/ootako/index.html

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