立川治秀さん・中林照雄さん(新潟市亀田・染色織物業)

新潟市亀田地区の特産品
亀田縞(かめだじま)。
一度は消滅してしまったこの地域の伝統を復活させたのが
立川治秀さんと中林照雄さんです。
立川
「6年前くらいでしたか・・
繊維組合の理事長やるくらいの
クラスの機屋(はたや)が二軒一緒に
廃業してしまいましてね。
それほど仕事が少なくなっているん
です。そんな危機感の中、昔在った亀田縞に目が行ったんです。」
中林
「郷土資料館に幸運にも現物が大量に残っていまして
その織(おり)のサンプルを解きほぐして調べましてね。
農作業の閑散期、冬に元々織られていたものですから
昔の着物でして、洋服になって途絶えていたんです。」
綿100%の、農耕着であった亀田縞。
その自然、天然な着心地のよさと洗うほどに馴染むその独特の風合いは、
国内通販雑誌や海外ブランドなど
幅広い方面から注目を集めています。
立川
「最初は地元から
売れ始めましてね。
亀田縞の亀田という名前に
惹かれた方が多かったのかと。
合併して新潟市江南区になって以来、
=亀田=という名前が消えていく中での
=亀田縞=ですから・・懐かしさも手伝って。
最近はネット販売も広がり始めていますし、
今回のようにようやくメディアも注目してくれるようになって(笑)
地域ブランドの商標も今登録中なんですよ・・・」
中林
「綿100%のね、言ってみれば=粗野=ですが
自然で着やすい使い心地が一番の魅力か、と。
=縞(しま)は着てみないとわからない=と昔から言いますね。
だから、必ずリピーターが出てくれる自信は御座います。
家で洗っても風合いが残るので、エコでもありますし。」
復活して5年目の今年、
素材に麻を混ぜた新しいバリエーション開発など
若い人に着てもらうための取り組みも進んでいる=亀田縞=。
中林
「私たちふたりで復活させたもの
ですからね。
今後は周囲の流通や販売も含めて
もう一度、=亀田縞=を育てて
いきたいですね。」
若林
「それこそ、ジャパン・ブランドの
一つとして・・ですか。
全国、いや、世界に広まればと、
願っています。新たな=亀田=の
名物の復活として。」
二人三脚で頑張っていきますよ、と
最後に笑顔で語った立川さんと中林さん。
生まれ変わった亀田地域の特産品は
この地から多くの人へ発信されています。




