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若林美津枝さん(1/8)

若林美津枝さん(プロダンサー・佐渡市)

佐渡市・・・軽快なリズムに乗り
ダンスのレッスンが行なわれています。
      
指導を行なっているのは若林美津枝(わかばやしみつえ)さん
この地を拠点に活動するプロダンサーです。

「最近は何処で舞台に立っても100108_1.jpg
=佐渡のダンサー=って言われるんですよ。
私、一個人として認識される以上にそう言われるのが嬉しいです。」

ダンスを始めた中学生のころからずっと思っていたこと。
佐渡から、地方からでも世界に通用するダンサーになる。
そう決心したことを、今、少しづつでも証明出来ていると感じられることが
今、なにより嬉しいかな・・と、若林さんは言います。

「実際、2000年から全国のコンクールに出場して今思っているのは・・
=此処は田舎だから時代遅れだから都会には敵わないのかな=って
気持ちが常に在ったんです・・でも、佐渡って逆にある意味=何も無い=んですね。
だからこそオリジナリティのある唯一のものが作れるんだ・・って。
欠点だと思っていたことが逆に優位なんだ・・と、気づきました(笑)。」

100108_2.jpgだとしたら、佐渡を拠点に活動することで
ご自分の表現に何が生まれると思いますか?という問いに
ふと小首をかしげて微笑んだ若林さん。

「知らず知らずのうちに、ですけど・・豊かな自然、ゆっくりした時間。
気持ちの良い雰囲気、そういうものが滲み出てくるんだと思っています。
これは、私だけじゃなく、私の生徒たちのダンスでも同じなんですよ。
演技を始めるとどこのステージの上でも、=ゆったりした空気=が流れ出しちゃう(笑)。
これって、やっぱり、=佐渡で踊っている=からなんだなあ、と思います。」

9年連続で参加している全国ダンスコンクールでの1位受賞
ジャズダンス世界選手権で6位など実績を残してきた若林さん。
現在では佐渡から新潟、東京、台湾と、その活動の幅を広げています。

「16歳から一応ダンスを教え始めて・・正直私と同世代から上のひとたちには
ここから外に出て行ったときに=佐渡出身=ですって言いづらかった気持ちというか
そういう感じをもっていたひと、多かったんじゃないか、と思うんです。
これからは、私の場合、踊りを通じて、故郷の空気とか醸し出せるものに
誇りをもってやっていきたいし、そういう思いも生徒たちに教えてあげたいですね。」

「ダンスを、踊ることを教えるだけじゃなく、ダンスを介して人間的に何を学ぶか。
ただ技術的なことだけだったら学ぶ価値はない、と、今思っていますから。」

ダンスを教え始めた頃は、100108_3.jpg
ただ只管に生徒を見続けていたけど
あるとき、=逆に先生は常に生徒に見続けられているんだ=と教わった。
だから、今は100%あらゆる意味で生徒たちの見本になるような先生で在りたいし
表現者としての自分は、より佐渡を題材にした作品を・・
金山、能、自然、そして、今テーマにしている=朱鷺=とか
オリジナリティにあふれた=佐渡=での自分の表現を深めていきたい・・・

「その中で、日本に限らず世界中から、佐渡に私の踊りを見に来てくれる・・
そういう人が沢山増えてくれたら、佐渡にいながら世界に発信できたら、
そして、常に教える子供たちの前を、手本として歩いていけたらと願ってます。」

世界に羽ばたく佐渡の文化が生んだパフォーマンス。
それは故郷の地にもより深く大きく根を張って育ちつつあります。

青空を翔る朱鷺とそれを慈しむ佐渡の自然のように。
 

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