洗谷純希さん (新潟市 宝飾加工職人)
新潟市にある宝飾加工専門店「洗谷貴宝」。
明治時代から続く老舗です。
この店の伝統と技術を受け継いできた洗谷純希さん。
宝飾加工に情熱を注ぐ若き職人です。
「宝飾の修理を長いことやっていたんですよ。
今でもそうなんですけど...。
修理ってすごく技術が磨かれるって言うか...
一から全部作るより大変なんで...
それでだんだん色んな「作り」を覚えたんですよ。
それに修理の品って、お客さんの思い出が込められている物が多いんですよね。
そんな=思い出=を大切にして、
ずっと使ってもらえるような、
『丈夫で使い心地が良い』物作りにこだわってきたんで...。
この仕事を20年位やってきたんですけど、
地金を自由に曲げたり切ったりして、
頭の中で完成したものが目の前で形にできるって言うのが、
すごく今楽しいですね。
日本で最高峰と言われるジュエリーコンテスト『ジャパンジュエリーアワード2009』では、
3点の作品を入賞させ、その技術の高さが広く認められた洗谷さん。
現在では後進の指導にも力を注いでいます。
「実は新潟には宝飾品を作っている職人さんが多いんですが、
そのことはあまり知られていないんですよね。
それをコンテストで入賞して注目されることによって、
たくさんの人に知ってもらいたいですよね。
もちろん、新潟のこの分野の技術を上げたいって気持ちもありますし...。
挑戦することで頑張る気持ちにもなれますし...。
それから、この業界=あととり=がいない職人さんが多いんですよ。
今のまま行くと20年後には新潟の職人さんが凄く減っちゃいますんで...。
でもこの仕事ってすごく良い仕事だと思ってますので、
若い人にも其の良さを知ってもらって、新潟の職人を増やしていきたいですね。」
一言一言を噛締めるかのようにゆっくりと語る洗谷さん。
その目は宝飾品のようにキラキラと輝いていました。
「新潟には技術の高い宝飾加工職人が
多いってことがわかれば、
その技術を利用してくれる人も増えると思うんですよ。
その方が安く上がりますし(笑)
アフターもききますし...
満足のいくサービスが提供できますし...。
いずれは、海外の一流ブランド品を身につけるのと同じような気持ちで、
新潟の職人が作った宝飾品を身につけてもらいたいですね。」
『質の高い新潟の手仕事』を多くの人に発信したい...。
洗谷さんの情熱が新たな職人を育てています。




