山本貢弘さん (十日町市・和紙(紙漉き)職人)
「辛いとは思ったことは無いですね。
十日町市犬伏地区。 工房で紙を鋤く一人の男性がいます。

山本貢弘さん。
この地域に伝えられてきた伊沢和紙の伝統を6年前から受け継いでいます。
「小学校の時卒業証書に使おうという提案があって

山本貢弘さん。
この地域に伝えられてきた伊沢和紙の伝統を6年前から受け継いでいます。
「小学校の時卒業証書に使おうという提案があって
私も自分で此の紙、小学校の時漉いたんですよ。
最後の職人さんに教わりながら・・・。」
昭和30年代に一度は途絶えてしまった伊沢和紙。
地元小学校の卒業証書に使おうと
多くの人の熱意の下、平成2年に復活しました。
平成になって此の工房が出来た時
地元小学校の卒業証書に使おうと
多くの人の熱意の下、平成2年に復活しました。
平成になって此の工房が出来た時
上越の鉄工所に勤務していた山本さん。
元々陶芸に憧れていたという興味の素地もあって此の工房の主となりました。
「小学校の和紙づくりを進めて来たけやきの会という皆さんと
原料づくりおから大本の楮(こうぞ~和紙の原料の木)の栽培まで
一緒になってやらせて戴いてます・・一年中此処で紙弄ってますよ(笑)」
と、柔和な表情で語る山本さん。
「辛いとは思ったことは無いですね。 此処の伊沢和紙は一度途絶えてしまったものですけど、とても歴史のあるものでしたから、復活させることは大事だ・・と思って就いた仕事ですし、今は昔ながらのやり方もね、今後復活させたいんですよ、木の灰使って紙漉くとか。独りですからとりあえずゆっくりと、一つ一つ。」
昭和30年代に最後の職人が和紙作りを止めて50年。
そのブランクを埋めて伊沢和紙を再生するには
数多くのひとの努力があったから・・だから頑張らなきゃ。
そういって山本さんはまたにこやかに笑います。
「最後の職人さんのおじいちゃんに言われました。
=根気仕事だから長く続ければ続けるほど良くなる=ってね。
和紙作りって一枚一枚集中して心込めないと駄目なんですよ。
そしてそう言う気持ちで漉いた紙にはこころも移ると思うから。
それが使う人に伝わってくれれば一番・・嬉しいですね。」

犬伏地区は=Uターンしてきたくなる土地=
事実工房の周囲では遊ぶ子供たちの声も数多く聞こえるとても=居心地のよいふるさと=・・と語る山本さん。
「ですから、合併した十日町市も含めてね。
この故郷の人にまず伊沢の和紙を
持って欲しいんですねえ・・ひとり一枚(笑)。
地元の人にまず=いいなあ=と思ってもらえる。
それがとりあえず今の一番の=夢=ですね(笑)。」
犬伏の伝統技術は これからも・・・絶えることなく受け継がれていくことでしょう。




