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横井栄子さん(6/1)

横井栄子さん (村上市~旧朝日村~ 「朝日村繭の花の会」代表)
       
 
村上市朝日地区の特産品「繭の花」。      
090601_1.jpg 地元の工房では、      
 製作体験を行なうことが出来ます。      
       
 その指導にあたっている人が      
 横井栄子さんです。      
       
 「養蚕農家は、今、繭(まゆ)の値段が輸入で安くなって
 専業ではもう食べていけないんです。
 それで、繭に付加価値がつけられないかと思いまして。」
 
そんな理由でクラフトを始めたのですが
いざやり始めたらこれがとても楽しくて・・と笑う横井さん。  
 
かつては養蚕が盛んだった朝日地区も      
 安い輸入繭に押され、農家は次々と養蚕をやめて行きました。      
 そんな中、横井さんが見出したのが「繭の花」でした。      
       
作ってみたい・・と言うひとが増えて居ることを実感し
朝日地区での学校の親子活動で此の繭の花作りを
教えはじめたりする流れを見るうち工房を本格的に開いて
この繭の花作りを専業にしようか・・と思ったそうです。
 
090601_2.jpg「本来は絹糸になるべきもの・・ですよね。
 でも現実それでは食べていけないし暮らしが成り立たない
 付加価値をつけてこれで食べていける・・という環境。
 それによって養蚕が続けられる場所が残せる。
 そのことが一番の目的で理想でもあるんです。」
 
養蚕の行なえる土地はとても環境の良い場所でもあるんです。
それに自然にやさしい産業でも勿論あるんですよ・・とも。
 
「例えば今子供たちに繭の花で作れる帽子とかを
 入門用に教えているんですが・・これの原型は
 私が子供のころ白詰草で編んだ花のかんむりなんですよ。
 
 今の子供たちにはそういう体験がないでしょう?
 だから、逆にこの繭のクラフトで経験した造り方で
 今度は自然の中で本当の花を見て触れた時に
 
 =あ、ああやって編んで遊べば楽しいんだ=って
 
 思ってくれれば・・なんて思いもあるんですよね(笑)」
       
 横井さんの作る繭の花・・その柔らかな質感と暖かい雰囲気
 繭の毛羽立つ感覚や変わらない色などが評価され
 最近ではこの地をを訪れ体験する人も徐々に増えてきました。
 
「若い人が、この繭の花つくりで・・養蚕が続けられる。
 この地域の繭を使って作るこのクラフトで
 養蚕農家の暮らしが続けられるようになってくれれば。
 そこまで目標にしてこれからも頑張って続けて行きたいですね・・・
090601_3.jpg 沢山のお客さんが全国から来てくれるような
 ここの=名産=にして行きたいです・・大変だとは思いますけど(笑)」     
       
 朝日地区の養蚕技術は製品としてのかたちを変えながらも      
 絶えることなく次世代へと引き継がれています。      

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