森岡泰彦さん (製造業者「新潟造形」代表)
「最初に直した木は・・椿でしたかね。
それから欅(けやき)、柳、松・・」
大切な木だからこそ残したい...。
そんな思いで木を守るひとがいます。
森岡泰彦さん・・・・腐蝕して穴が開いた木を
そんな思いで木を守るひとがいます。
森岡泰彦さん・・・・腐蝕して穴が開いた木を
樹脂で補修する工法で特許を取得しました。
「切っ掛けは地元の造園業組合の方たちに
「切っ掛けは地元の造園業組合の方たちに
あんたんとこの技術で木の補修ってのは出来ないか・・と
言われたことからでしたが・・・やってみたら案外に出来まして(笑)」
事も無げに語る森岡さんの本業は立体造形物の製造。
その造形物制作のノウハウを活かした樹脂による木の修復で
これまでに30箇所以上の木を蘇らせてきました。
「殆どの木が、思い出深い木・・なんですよ。
大切にされている木、と言ってもいい。
先々代が植えたからどうしても枯らしたくないとか
神社仏閣のシンボルとして氏子一同が
先祖から守って来たのを此の代で絶やしたくない・・とか
思いのこもった木なんですね・・だから尚更喜んでもらえた。」
木を癒すことで多くの人に感謝される喜び、 また自分の技術が世の中の役に立つという感動・・・
ほんの小さな切っ掛けで生まれた技術でしたが
此れを特許申請したら思いのほか早く認められた・・・
そのことでますます森岡さんはこの技術の必要性や重要性が判ったと語ります。
そしてより多くのひとに伝えていかなければ、と思ったそうです。
「本業は別に在りますからこれ一本とは行かないんですが(笑)
なるべく多くの方に使って頂きたいと・・・
この技術がある意味=エコ=に繋がるとも思っておりますし・・
ただ現在技術的にかなりの専門知識を必要とするものですから
まず造園業の皆さん対象に広めていくことを考えています。
今後の課題は誰でもがこの修復技術を使えるように
簡単に、使いやすいノウハウを作っていくこと、と思っております。」
木はいままでいかに古くとも歴史があろうとも腐れば伐(き)る
そういう流れだったですが、その木がそこまで育つ為に
どれほどの時間がかかり、どれ程の歴史が刻まれてきたか
伐るのは簡単、でも本当にそれでいいのか?・・・・

そういう=木の歴史=をきちんと後世に残していかないと。
そんな思いが最近は何時も胸中にありますよ・・と、森岡さん。
木を守ることは木の歴史と思い出を守ること
「それが出来るという技術を開発できた・・嬉しいことじゃないですか(笑)」
森岡さんの手で元気を取り戻した木々・・・
これからも成長を続けていくことでしょう。
森岡さんの手で元気を取り戻した木々・・・
これからも成長を続けていくことでしょう。
木を囲む多くの人たちのこころに新たな思い出を刻みつつ。




