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2009年3月 アーカイブ

2009年3月 2日

佐藤 知(あきら)さん (3/2)

佐藤 知(あきら)さん 三味線奏者・新潟市  
    
 「にいがた食の陣、冬の当日座」     
 三味線の路上演奏が行なわれていました。     
090302_1.jpg      
 佐藤知(あきら)さん。     
 地元新潟を拠点に活動する     
 プロの津軽三味線奏者です。     
      
 「母が民謡の仕事をしていまして
幼稚園から民謡歌ってたんです・・
 そうしたらおばあちゃんが凄く喜んでくれて、
  で、そのうち母の仕事についていくようになって・・
  小さい頃から人前に立つのは好きだったなあ。
 
佐藤さんの御両親も民謡のプロ・・そして叔父さんは
音楽ユニット=竹林精舎=を率いて世界的に活躍した
新潟の津軽三味線奏者、故木田林松次さん。
その木田林松次さんの内弟子になった佐藤さんは
高校卒業後本格的にプロの津軽三味線奏者を目指しました。
 
「もっともっと本当に、まず新潟で有名になって(笑)
 津軽三味線の良さをいろんな世代のひとに広めたいですね。
 だから、今は何処でも手当たり次第=弾きまくり=たいです。
 街角でも何処でもボランティアでも・・」
    090302_2.jpg 
自分が師匠から伝えられた音、津軽三味線を演奏することで
自分と同世代や若い世代の人たちに津軽三味線の良さを
知ってもらい、一緒に演奏できる人が出来たら最高なんだけど・・と
一瞬はにかんだように笑う佐藤さんの表情にはまだ若さが漂います。
 
ただ、その津軽三味線にかける思いの熱さは言葉の端々に。
 
「一緒に演奏、したいなあって思ってるんですよ。
 三味線って自分で曲が作っていける・・で、他のジャンル
 ジャズや、ロックや色んな音楽の要素もあるものが出来るんです。
 それをセッションして決まったときの楽しさ・・
 それがハーモニックでガチッとはまったときの物凄い気持ちよさ。
 ・・色んな人に知ってほしいなあ・・(笑)。」
      
 全国大会でも数々の実績を残している佐藤さん。
 とりあえず周りから=もっと焦れ=って言われるぐらい 
 僕はマイペースらしいんですけどね・・と笑いながら
 まず新潟で、自分の土俵を固め、自信を持って初めて
 全国に、世界にと思っていますから・・と謙虚に語ります。
 ただチャレンジは常に続けたいですね・・とも。    
 その言葉どおりこの秋にはCDリリースが予定され
 4月には初のソロコンサートが新潟市内で行なわれます。     
      
「ギターはフレーズに命を宿すって言いますよね。
 三味線も一本の弦、一つの音に魂を込めて弾きます。
090302_3.jpg その音、澄んでいる音、心地よい音を聴いて欲しいんです。
 
「目標は・・・師匠のようなプロになることですね。
 僕にとってはまだまだ雲の上の存在なんですけど。
 
 ・・・死ぬ間際でも、お客さんの前で、普通に笑って
 =べべんっ=って・・弾いて死ねたら・・と思いますね。」     
      
最後にそうきっぱりと言い切った真っ直ぐな眼差し。 
若き実力者が奏でる津軽三味線の音色は     
 これからも沢山の人のこころを打つことでしょう・・・。 

2009年3月 9日

西谷洋平さん (3/9)

西谷洋平さん(上越市 フリーペーパー=ギフト=発行)  

フリーペーパー「ギフト」     
 上越の「かっこいい」を発信する...     
090309_1.jpg そんなコンセプトの元、2007年に発行されました。     
      
 その取材から編集までを     
 たった一人で行なっているのが西谷洋平さんです。     
      
「切っ掛けは・・自分の仕事(デザイン関係)をやり易くしたかったと言うか(笑)

 上越にカッコいいものを認識する土壌を造りたかったのかなあ。
 上越にもいい店も頑張るひとも沢山居るし、其れをまず知ってもらう・・
 で、此処以外のたとえば新潟からも来てもらえるくらいの・・・。」
 
 上越の魅力を独自の視点で紹介するそのスタイルは     
 若い世代から注目され、このフリーペーパー=GIFT=は     
 今では発行部数8,000部を超えるまでに成長しました。     
      
 「上越から出て全国、世界で活躍する人間もいるんです。
  まず、そういう人の存在を若い人間に知って欲しかった。
  それによって、若い子の=ここじゃ、どうせ駄目=って言う
  自虐的なとこを幾らかでも少なく出来たらと思ったんですよ。
 
090309_2.jpg実はスタイリッシュにお洒落に見せておきながら
内容は案外=硬い=んですよ・・と言いつつ微笑む西谷さん。
 
そうすることで読む人にいろんな=カッコよさ=を認識して欲しい・・・
一番のコンセプトはここ上越に=カッコいい=を発信すること。
カッコいいは自分で見つけ作るものとの思いがその大本にはあるので・・とも語ります。
 
「アイデンティティじゃないですけど、
 どんなにダサくてもどんなに寒くて雪が降っても
 自分の生まれた町・・なんですよね、上越(ここ)
 頑張って何かやろうとすれば絶対に出来る・・・
 事実そうやっている人も、店も沢山あると思うんですよ。
 
 それを知って自分の街に誇りを持ってほしいんですよね。
 だから・・何より高校生に=GIFT=読んで欲しいんです。
 ぼくたちの世代が切っ掛けになって、次の世代に・・
 この街のカッコよさに気付いて作っていってもらいたいから。」
 
市としての街は行政が変わらなきゃ駄目だろうけど090309_3.jpg
人や店が変わっていくことによって変わるものはある。
その切っ掛けを作っていくのがこの=GIFT=であればいい・・
で、それをすっと続けられれば、それが夢であり目標です。
 
そう言ってまた、穏やかに笑う西谷さん。     
      
 上越の「かっこいい」は確実に     
 若い世代に浸透し始めています。   

2009年3月16日

加藤JAY直司さん (3/16)

加藤JAY直司さん (チェアスキー指導者・ファクトリースマイル代表) 
 
八海山スキー場。     
  椅子に座って滑るチェアスキーの指導が行なわれています。     
090316_2.jpg      
 加藤JAY直司さん。     
 障がい者の為のスキー普及に努める     
 ファクトリースマイルの代表です。     
      
「最初は視覚障がい者のボランティアをやってたんです。
 ところが、其のときにボランティア探すのに苦労するんです。
 視覚障がい者がスキーやりたいっていうだけで。
 スキー学校とかだと2万円ぐらい余計に請求される。
 じゃあ、俺がやろうかな・・と思ったんですよね(笑)」  
 障がい者の支援をしながら行なうチェアスキーの講習を受けに
 カナダへ渡った加藤さんは帰国後      
 日本で初めての「障がい者の為のスキー教室」を     
  92年にスタートさせます・・・そしてこれまでに
     
 今までに5,000人以上の指導を行なってきました。     
     090316_1.jpg  
 「湯沢を活動の拠点に選んだ理由はね・・此処なら
 東京から1時間で来れるってことが大きいんです。
 新幹線に乗せてもらえさえすれば自力で此処まで来れる。
 で、一日一本しか滑れなかった人が、いざやってみると
 夕方には何本もスロープ滑れるくらいになったりするんです。
 スキーは誰でも出来るスポーツってのが判りますよ。」     
 人はそれぞれ自分にあった姿勢で滑ろうと自然にカラダが動く。
 だから、障がい者のスキーから学ぶことは多いんです、一般のひとも。
 基本的に運動音痴なんて居ないんですから・・・
 そういって笑う加藤さん・・夢はどんな人の可能性をも生かせるような
 そんなスキーが学べる場所を作ること・・とも。
 
 「自分のような立場、障がい者のスキー指導・・なんてのが
  特別に居るんじゃない、いなくなった状態がね・・・
  どんな障がい者でも普通にスキーが出来るような状態。
  そんなのが今の最終目的かなあ・・とも思いますよ。090316_3.jpg
  誰だって何時障がいを持つ体になるかもしれない。
  だから、普通に、ほんとうに何処でも普通に・・・
  スキーが出来、他のことも出来る・・そんな社会が理想かな。」      

 チェアスキーが当たり前の光景になるなら・・ 
今までに培ったノウハウだっていくらでもどんどん出しますよ。
そうなってくれたほうが・・何より楽しいじゃないですか。
 
 白いゲレンデのうえ、そういって笑った  
 加藤さんの活動はこれからも続きます。     

2009年3月23日

大坪幸代さん(3/23)

大坪幸代さん (新潟市 スクラップブッキング認定講師)     
090323_1.jpg
 
お気に入りの写真をデコレーションし、    
 アルバムに仕上げるスクラップブッキング。    
     
 その認定講師が大坪幸代さん    
 新潟市内のカフェなどで    
 定期的に講習会を行なっています。    
     
 「元々、夫の転勤で済んでいた九州で
 テレビを見ていたとき偶然此れを知ったんです。
 実際此のスクラップブッキングをやることで
 子育てがとっても楽しくなりますね(笑)
 子供の表情がますます可愛くなってくるし
 そんな子供の表情を見逃さないようになっていく
 ・・・そこがまず魅力・・なのかな?」
 
スクラップブッキング・・
子供の思い出のアルバムを手作りすることで
普段言えない思いも言葉も残せる。
愛をかたちにして残せる魅力がありますよね・・
屈託無く笑って語る大坪さんも2児のママ。
090323_2.jpg 
何より一番の魅力は手づくりのぬくもり。    
 親子の、母親同士のコミュニケーションツールとしても    
 スクラップブッキングは
注目を集め始めています。    
    
 「子育てが絶対に楽しくなると思いますね(笑)
 沢山のひとと一緒にアルバムを手作りして
 コミュニケーションを母親同士取れるっていう魅力。
 それに、此れを作ることで作品の対象との、
 子供との絆が、母親だけじゃなく家族みんなで作れば
 家族みんなの笑顔が刻まれたものが出来ると思うんです。
 そんなクラフトとして家族みんなでやってほしいなあ・・(笑)」    
 
「子育ては大変な仕事、どうしても自分の殻に閉じこもりがち・・・
でも子供の写真でこういう作品を作ると言う作業のなかで
他人とのコミュニケーションを広げて、つなげていく為の
それによって子育てを楽しくするツール・・でもあるんですよ。
 
だからもっともっと多くのお母さんに参加して貰える・・・
そういう場を作ることが今一番の目標かなあ・・。
 
そう言ってまた明るく大坪さんは笑いました。
 
私の子供がお嫁に行く時は・・
作ってきたスクラップブッキングアルバムを持たせたい。
だから、仲良しのファミリーがいっぱい増えて
090323_3.jpg笑顔のお母さんがいっぱい増えるまで
多分これからも=頑張っちゃう=と思います(笑)

     
 大坪さんの作品に込められた愛情・・・    
 それはそのまま沢山のにいがたの家庭で
家族への愛情を育んで行くことでしょう。 

2009年3月30日

片桐麻由子さん(3/30)

片桐麻由子さん(新潟市・競技クライミング・新潟国体選抜選手)
     
090330_1.jpg岩壁を登り、     
高さや難易度を競う競技クライミング。     
     
その新潟での第一人者が     
片桐麻由子さん。     
今年開催されるにいがた国体の選抜選手です。     
     
「本当言うと全然興味無かったんですよ・・・
 昔の友人と一緒に山登りしたときに・・
 偶然此のクライミングやって見る?って誘われて
 で、出来ちゃったんですよね・・私。」
 
屈託無く明るく笑う片桐さん。
   
初出場した2006年兵庫国体で7位、     
2007年秋田国体では6位という成績を残している片桐さん。     
今年も上位入賞が期待されます。     
「一応此処まで入賞は出来てますから、今回も。
 トップはワールドクラスの選手が出てきますから
 難しいんですけど挑みがいもあるかなあ・・。」
 
東京などに比べ競技人数がやはり少ない競技クライミング。
もう少し競技自体がメジャーになってほしいのが本音なんですよね、
ともかく、新潟の此の競技を賑やかにしたいんです・・と片桐さん。
 
090330_2.jpg「だって此れ本当に面白くて楽しいんですから(笑)」
 
壁に挑むとき上まで行くこと自体とても辛いのは確か。
でも登り終えたときの=達成感=は何者にも代えがたい。
また皆で同じ岩壁に、同じ目標を極めて登っていく・・
セッションというのだそうですが同じ課題を共有して挑むときの
何とも言えぬ一体感も此の競技の喜びのひとつ・・・だから・・
 
「新潟のひと、出来たら全員に知って欲しいなあ、競技クライミング(笑)
 やればやるほど面白さが判ってくるんだから・・・」
     
本当に楽しそうに語る片桐さんの極上の笑顔・・
 =辛(つら)い=・・は、極めれば=楽しい=に必ず変わる。
其れは全ての競技に共通するアスリートの喜び・・ 
     
だからこそクライミングの楽しさを多くの人に伝えたい。     
片桐さんは今日も練習に励んでいます。
 
090330_3.jpg幾つもの=壁=を越え、頂点に立つ喜びを噛み締めながら・・・。

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