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2009年2月 アーカイブ

2009年2月 2日

古川正司さん(2/2)

古川正司さん (新潟市 (有)さいかい産業代表 べレット燃料・ストーブ製作)   
    
 山に放置されていた木材など     0900202_1.jpg
 今まで処分されていた資源を
 再利用した燃料「ペレット」。     
      
 この「ペレット」にいち早く目をつけ     
 燃料からストーブまでを県内で唯一生産しているのが     
 古川正司(まさし)さんです。     
      
「以前はとび職をやっていたんですが・・其の時に
 山で捨てられている木があんまりに多いんでね。
 新潟の里山の捨てられる木から燃料が出来れば・・
 そう思ったのが切っ掛けで・・で、燃料だけじゃ商売にならないでしょう(笑)
 それならストーブもいいのを作らなきゃ、と考えたんでね。」
たとえば隣県の富山の山は猟師さんたちが守っている・・
山は生活の、自然の基盤なんだから其処を中心にした
エネルギーの確保や建築資材としての利用も考えて
自分のところの里山を再生して活用することを提案したいんですよね・・と
情熱的な表情で語る古川さん・・・目指すのは「地産地消」を中心にした
小さなサイクル循環による環境改善と生活なのかも・・・とも。     
 無論古川さんのペレットには地元の木材が利用されています。     
      
090202_2.jpg 「会社とすれば当然、儲けなきゃいけないですよ。
 ただ、其の儲けるにも色々ある・・と思ってね(笑)
 どうせ仕事するなら二代三代何世代先まで続く仕事・・
 立派なそういう仕事したいじゅないですか・・・。
 自分だけいい家に住んで、いいもの喰って・・
 そういうことは生き方としちゃあんまり追求したくないし(笑)」
 
ペレットは地元の山を基盤にした小さなサイクルのエネルギー活用。
此れで例えば新潟県内のエネルギー自給率が60%とかになれば
何かあったときでもどうにか暮せる・・其の備えでもあるんです・・と古川さん。
べレット燃料は暖房以外にもボイラーもあれば冷房にも使われているし
国によっては船を動かすところだってあるのだそうです。
 
「まあ、べレットも燃料ですから二酸化炭素は出る・・
 だからこそ其の元になる里山を整備管理しながらね
 進めていかなきゃ・・ストーブ一個売れたら其の分ね
 山の木、立ち枯れた木を切るとかして山を整備して
 其処までやらなきゃ本当の」エコじゃない・・・と思うし。」
 
090202_3.jpg本音は一日中山に入ったりストーブ作ったりして暮すことが出来れば
俺、幸せなんだがなあ・・そういう仲間いっぱい増やしながらさ。
 
最後は明るく語ってわらった古川さん。
新潟の森や山が少しづつ綺麗に、そして有効な資源になる...     
 そんな日が少しづつ近づいて来ることを夢みながら。     
      

2009年2月 9日

久保豊範さん(2/9)

久保豊範(とよのり)さん (加茂市 農業)      
0900209_1.jpg 
去年行なわれた「お米日本一コンテスト」で     
 加茂市でつくられた「コシヒカリBL」が最優秀賞に輝きました。     
 その生産者が久保豊範(とよのり)さん。     
 独自の栽培方法で新潟県初の快挙を成し遂げました。
 
本来、建築業に携わっていた久保さんは
奥さんの実家の農家の後継者が居なくなったことから
米作り、農業に関わろうと思った・・と語ります。
 
「実際、其の妻の両親が作るものを家族で分けてもらって
 食べていた訳ですからね、やっぱり安全、安心な食を
 家族の単位でも守ろうと思ったことも要因ですかね。
 あと、米作りでも、なんとなくですが、今までと同じことを
 しているだけじゃ駄目だ・・と、農業に関する不安も多い時代ですが
 今までのやり方じゃ続かない・・そうも思いましたから。」
     
0900209_2.jpg まったく素人の段階から米作りを始めた久保さん。
・・自慢できるのは愛情とエネルギーだけでした(笑)・・・と言いながら
其処で作られる全てのモノや収穫に到るまで感動を
家族と分け合いたいと思いながら進めた米作り。     
 なんと生産1年目で「日本一美味しいお米」を誕生させました。     
      
「実は、其の妻の父のやり方とかも見ていて・・確かに良いんでしょうけど
 此れじゃこの先は駄目だ・・と思ったんですね・・でも素人ですから(笑)
 考え方を認めてもらうには実績を出すしかないと思って・・・
 コンクールに応募したんですよ、正直一位獲る気構えで・・・
 まあ、周囲は信じてくれませんでしたけれどね。
 
何よりも実践して行きたいのは義父たち専業農家が
年金やそういうものに頼らずに暮して行ける
農業が生活の基盤になり得る暮らし、農業スタイル・・
そのために何をすれば良いか、今考えてるんですよ、と久保さん。
 
まったくの畑違いの自分が、其れでも田んぼにはいり
畑で野菜を育てて初めて何か感じるエネルギーがあったんです。
野菜や米と対話してるような心地好さってのかなあ・・・とも。
 
「だから米にしろ野菜にしろ・・子供みたいなものですかね。
 一位になった米を家族で喰ったときも、旨いとか感じる前に
 =頑張ったね、頑張ってくれたね=、という気持ちで食べた。
 
 だから、家族みんなで手伝って米作りするのも楽しかったし・・
 こんな自分と同じような状況の人がね、農業に入ってくる其の可能性を
0900209_3.jpg もっと高めるというか、其のよさを分かち合えるようにもしたいですね。
 
 最終的には=自給自足=・・家族という単位でね。
 それを皆でやることが広がれば農業も変わるかな?・・なんてね
 思ったりもしてるんですよ・・・・」
     
 農業1年生の全国チャンピオンの思いは    
 美味しいお米が生み出す沢山の笑顔があふれること。
 久保さんのチャレンジは始まったばかりです。     

2009年2月16日

八木尚子(しょうこ)さん(2/16)

八木尚子(しょうこ)さん (新潟市・ホテルオークラ)     
 
 新潟市のホテル。     
 サービス業に情熱を注ぐ女性がいます。     
      090216_1.jpg
 八木尚子(しょうこ)さん。     
 去年行なわれた技能五輪全国大会     
 レストラン・サービス部門で銀賞を受賞しました。     
      
 中学校の時苦手な英語を克服したことをきっかけで
 英語教育の実績のある高校に進学した八木さんは
 其の英語の勉強を生かした仕事に付きたい・・と
 ホテルマンの仕事を選んだ・・・と語ります。
 
「シャンデリアがあって紅い絨毯がひいてあって・・
 何処か非日常的な雰囲気にも憧れたのかなあ。」
 
そう言って華やかな笑顔で笑う八木さん。
 
「全国から集まった先輩や参加者のちょっとした気遣いや
 接客の雰囲気の造り方を見ていて、凄く感動して
 とっても勉強になったな・・って、思いました。
 技能五輪自体は=やってみたら=・・って言われて
 案外軽い気持ちで参加したんですけどね(笑)」

090216_2.jpg 手際や立ち振舞いなどの技術はもちろんのこと     
 八木さんが今回の技能五輪を経験したことで
 何よりも大切にしなければならない・・と感じたのは     
 =お客様への心遣い=だったそうです。

 「今までずっとサービスの見た目や技術面だけ気にしてました。
 ただ、今回本当に自然にお客様と楽しそうに会話している
 先輩の接客を見て技術だけじゃないんだなあ・・って。」
 
お客様の考えてることをすぐ読み取って行動に移せる接客。
会話を楽しんで雰囲気を楽しんで戴いて、最後の最後
お客さまが=ありがとう=って笑って帰って戴けるそんなサービス。
ありふれているけれど其れが目標です・・・
 
しっかりとした眼差しと決意の表情で八木さん。
 
「あともう一度技能五輪の参加チャンスがあるんです。
090216_3.jpg 今思ってる気持ちを今度は精一杯表現して・・
 今度は金賞、一番になりたいなあ・・って思います。」
 
大切なのは人をもてなす側の=こころ=
 そんな心を込めた八木さんのサービスは     
 きっと寛ぎの笑顔を大きく広げてくれることでしょう。

2009年2月23日

川村 徹さん(2/23)

川村徹さん (新潟市   ブーランジェリーカワムラ店主・パン職人)
     
 新潟市東区にこの秋オープンした     
090223_1.jpg ブーランジェリーカワムラ。     
      
 そのオーナーが川村徹さん。     
 国内外のコンクールで数々の受賞経験を持つ     
 パンづくりの職人です。     
      
 「東京で10年・・修行してきましたが
 やっぱり生まれ育った此処で、お客様と向き合って
 パン屋やってみたかったんですね・・ずっと。」     
      
 出身地新潟での出店を選んだ川村さんが目指すのは、     
 地域に密着したパン屋さん。     
 お客さんと直接触れ合う対面販売にこだわりました。     
090223_2.jpg      
 「3~4年前、研修でパリに行きました・・その時ね・・
 お客さんが直接レジに並んで、口々にパンの種類を言うんですよ。
 で、店員さんがそれを持ってきてくれて・・びっくりしましたね(笑)
 それと同時にパンがここまで日常になってるんだって思って。
 日本じゃ難しいというのは判ってたんですけれど
 だからこそやってみたかったんですね・・対面販売、パンの。」
 
お客さんの回転は対面販売じゃないほうが速い・・でも
パン一個でもお金を戴いている限り、美味しいもの
本当に食べたいものをお客さんから直接聞いて
見ただけで判らないことは直接説明させて戴いて
選んでもらいたい・・・それが夢だし目標なんですよ・・・と
楽しそうに語る川村さん・・夢は何処までも大きく
でも地元に根ざした地道な愛されるパン屋に、とも。
 
「新潟はいい食材の宝庫なんですよ、しかも生産者と
 色々会話して素材の良さを聞いてこれる環境にある・・
 だからそれを生かしてストーリー性のあるパン?(笑)
 そういうものを作って行きたいんですよ・・でそれをまた
 直接お客さんと会話して対面して知ってもらって・・・
 090223_3.jpg
「店、大きく広げていこうとか、今は思わないです。
 此の場所で、地域でずうっと愛されるパン屋になりたいんです。
 で、新潟に、新潟の食文化にパンで衝撃を与えられたらなあ・・
 そんなこと毎日考えて、パン作ってますよ(笑)」
  
この=街=の、ふるさとのパン屋さんから心を込めて・・  
 川村さんが発信する
新しいパンの文化は     
今しっかりとふるさとの新潟に根付き始めています。 
 
ブーランジェリーカワムラ
新潟市東区浜谷町2-3-6レンド浜谷1F
火曜定休日 7時~18時(売り切れ次第終了

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