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山本智章さん(10/20)

山本智章(新潟市・整形外科医・新潟リハビリテーション病院副院長)
  
投げすぎが原因と言われる「野球ひじ」。   
其れが原因で手術におよぶ小中学生は   
県内でも毎年数十人に上るといわれています。   
081020_2.jpg   
その研究と予防活動を行なっているのが   
新潟市の山本智章(のりあき)さんです。    
   
 「何より小学生のときに投げさせ過ぎるな・・
 此れに尽きることではあるのですが。」
 
小中学生の野球選手、特にピッチャーのフォームを
分析した結果、投げ方の良し悪し以上に=過剰な投球回数=
此れが一番の問題なのだ・・と山本先生は語ります。
 
「ただ、正しい投げ方体にいい投げ方のデータは
 指導者の皆さんには常時伝えて行きたいと考えています。
 ・・・此れに取り組んだ理由・・ですか・・
 病院でスポーツ外来をやっていますと
 ひじを痛めてくる子供が異常に多いんです。
 中には手術が必要な子供もいます・・
 其れも野球を始めたばかりの小学生の時点で。
 ですから何より治療以上に予防が大切なのでは・・と
 ひじを痛める野球少年を減らしたい・・と思いまして。」

選手の指導方法も医学的立場から提言する山本さん。   
081020_3.jpg野球指導者への研修会も積極的に行なってきました。   
   
「ボールを投げるという事自体肉体には負担なんです。
 投げすぎをとにかく減らさないと子供はひじや肩を痛めてしまう。
 まだ骨格が固まらない子供たちを上手に導いて
 怪我無く楽しく野球をさせる・・此れは大人の責任です。
 私たちも医者としての立場から色々な形で指導者の方々に
 それを伝え実行してもらえるよう努力したいんですよ。」
 
山本さんのお子さんも以前硬式の少年野球チームに在籍
その練習を見て子供たちの将来についてあまり考えが及んでいないのでは・・と
思ったことが研究の一番最初の発端であったとも伺いました。
 
日本高野連は1993年以来、甲子園出場校の投手全員に
肩、ひじのX線検査とメディカルチェックを実施しています。
其の中で投球禁止命令を受ける投手はわずかではあるものの
=少なからぬ投手が小中学時代から痛みを抱えながら野球を続けている=・・との
調査結果も出ている現在・・・此の研究と活動はより重要な意味を帯びてきます。
 
  081020_1.jpg「スポーツはこどもの心とからだを健全に成長させる大切な役割をもちます。
 ですからせっかくのスポーツで体を壊すこどもたちが居てはならないんです。
 だからこそ私たちも医者として、何が出来るかを考えながら・・
 =病院で待つのではなく外へ出て行って=この思いを伝えたいのです。
 
 其れが最終的には新潟の野球の、スポーツのレベルを上げることにも
 間違いなく繋がる・・私は其のように常に思っているのですが・・(微笑)。」
  
この街から未来のエースを安全に育てたい。   
山本さんの活動はこれからも続きます。