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2008年6月 アーカイブ

2008年6月 2日

6月2日放送

栗山嘉啓(よしひろ) (木製デコイ製作者 三条市) 
   
水鳥のおとり猟で使われるデコイ。   
080602_1.jpgそのデザイン性からアンティークとして
またお洒落なインテリアとして人気です。   
   
栗山嘉啓(よしひろ)さんは
この木製デコイ造りの日本での第一人者。
昔から大工道具の三種の神器といわれた
=墨壺=つくりの伝統技術を生かして
日本のデコイに芸術性を与えました。   
   
「墨壺職人は彫りだけで普通絵付けはやらないんですが・・
 私はデザイン関係の仕事で絵も描いていたものですからね・・」
 
10年前三条に帰ってきた始めたデコイ作りの切っ掛けを
淡々と朴訥な表情で栗山さんは語りはじめます。
 
「このデコイも墨壺も=轆轤(ろくろ)=仕事なんですよ。
 木一本から削りだして・・最後絵をつけて・・手間ですよねえ(笑)。
 最初はね・・アンティークの輸入デコイが、横浜あたりのね
 お洒落なブティックなんかに置いてあって・・凄い値段したんですよ、あの頃。
 こりゃあいけるんじゃ・・と両親が乗り気になってましてね。」
 
080602_2.jpgもっと良質でしかも手に入れやすく作れるんじゃないか・・・
その一点から始まったみたいなところもあるんですよ・・と栗山さん。
かつての三条市は全国でも有数の「墨壺」の産地、   
父、茂さんは腕のいい墨壺職人・・・   
栗山さんのデコイは無論その技を受け継いでいます。   
   
「形状作りはすべて墨壺と一緒なんですよ。
 むしろ=かたち=だけならデコイのほうが簡単・・かなあ(笑)。
 三条の伝統を受け継いで・・ですか・・。
 子供の頃から木工師の家に生まれて
 当たり前に墨壺こしらえてましたから(笑)。
 当たり前に木でモノを作ってるから・・なあ(笑)。」
 
「絵を描く仕事を一旦別に経験して墨壺も作っていた自分だから
 すんなりデコイが出来たかな程度のね、自負はあるんですけど・・
 
 これからこういう作品・仕事はね・・・
 作家性が大きなウェイトを占めるんだろうなとも・・今思ってるんですよね、
 大量生産なら世界中何処でも安く出来ますよね
 でもそういうモノじゃない・・ゼロから完成まで自分が責任をもったデコイ。
 ユーザーの心に響くモノをつくらなきゃ駄目なんだな・・と思ってます。
 自分も・・・=職人=ですからね、三条の(笑)。」   
   
 父譲り先達譲りの職人魂が穏やかな表情にもしっかりと浮かび・・ 
 三条市の木工技術は新しいスタイルで今も全国に発信されて行きます。    
 
080602_3.jpg注 轆轤(ろくろ)~広義の意味で木工用旋盤のこと。

2008年6月 9日

6月9日放送

沼澤茂美 (村上市・天文イラストレーター・写真家)
 
県北の歴史ある街、
080609_1.jpg村上市にあるちいさな天文台。
ポーラスター神林。    
    
 その建設に重要な役割を果たしたのが    
地元の沼澤茂美さん、天文イラストなどの分野で活躍し    
環境大臣賞を受賞するなどの実績を持つ星に関する第一人者。    
    
「星にイラストといっても千差万別でね。
 アメリカの天文イラストレーターさんは、
 それこそSFチックなものしか描かないひとがいたり・・
 凄く特化しているんですね・・自分の視線・目線で
 景観のなかの星を描くのは、正直日本人だけかも(笑)。」    
    
天文写真家やイラストレーターとしても    
世界を舞台に活躍する沼澤さん・・・優しげな表情で
日本人のもつ=星への感性=を語ってくれました。
080609_2.jpg 
「世界に星の綺麗な場所はそれこそ星の数あって・・・
 自分も其処で仕事しましたからね・・判るんですが
 日本の星空は今、条件は良くないです・・いや=病んでる=かもしれない。
 だけど、さっきも言った景観としての星の美しさ・・・此れはね・・
 日本人にしか感じることが出来ないんじゃないかとも思うんですよ。」
 
・・・たとえばヨーロッパやアメリカでは山は登るものであって
見て楽しむという考えが無いように思えるんです・・・
風光明媚という視点で星を見る素晴らしさ、日本人の感性を
イラストや写真で世界に広められたら、と言うのは感じていますね・・と沼澤さん。
その視点はテレビ番組の制作から星祭りの企画まで
沼澤さんの幅広い活動に今も生かされています。     
    
080609_3.jpg「・・まあ、私の仕事?・・天文のイラストなり写真なりは
 今すぐ衣食住に必要ってものじゃあない・・ですよね(笑)。
 でも、子供に夢や興味をあたえたり村おこしをしたり・・・
 そういう活動を出来る世界・・っていうのか平和な世界・・
 それが続くように環境やいろいろなことを考えて
 これからも活動して行く・・と思います・・
 そんな平和な世の中が続くように・・・願ってますよ。」
 
   この地より=星に願いを=込めて・・・

 宇宙、星、そして神林の自然の魅力は
 沼澤さんたち星を愛するひとたちの手で  
 今もそしてこれからも沢山の人に
 発信され続けていくことです。

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2008年6月16日

6月16日放送

古俣治久(はるひさ) 新潟市 フェンシング指導者 080616_1.jpg
 
 新潟市の一角・・自宅につくられた練習場で
 フェンシングの練習に余念の無い親子。  
 隙の無い動きと素早い剣さばきが光ります。
 
 
  新潟市や聖籠町などで子供たちにフェンシングを 指導するのは、    
 世界選手権出場の経験を持つ古俣治久(はるひさ)さん。    
 来年開催される新潟国体のコーチでもあります。
    
 延べで・・600人くらい教えましたかねえ・・・
 練習の合間、柔らかな表情で語る古俣さん。
 
「まず、集中力が第一な競技なんですよ
 これが欠けるともう駄目、すぐに結果に繋がります。
 だから最初はまず集中力を高め維持することからですね。」     
     080616_3.jpg   
 そう語る 古俣さんの指導を受けた娘の潮里さんは、    
 去年、ドイツで行なわれた国際大会に出場。    
 12歳以下の部で見事優勝しました。    
     
 「立派な選手=勝つ選手では必ずしもないんです。
 特にフェンシングの場合・・その人間性って言うのかな。
 娘は小学校時代好成績を残すことが出来ましたが
 あとこれから如何に驕らずに伸びていけるか・・其処でしょうね。」
 
 「フェンシング、いやスポーツ全般に言えることでしょうけど
   自分を支える力を育てることが最後の目的か・・と。
  そのとき、その瞬間頑張ったんだというこころとからだの記憶が
  後の人生で凄く生きてくる・・それが一番期待している事でしょうか
  うちの娘にも、またほかの子供たちにもね(笑)。」
 
そう語る古俣さんの表情は一瞬父親のそれから
080616_2.jpg指導者のそれへと変わりました。     
 
「スポーツには=特性=ってものがあるんですよ。
 此れをやる、知るともっと楽しくなるって=何か=がね。
 ただ勝てばいいんじゃなくて実のある勝ち方っていうか・・
 しっかりした技術を収めれば収めるほどに
 それだけ楽しくなるスポーツなんですよフェンシングって。
 奥が深いんです(笑)・・これからも、う~ん・・何というか、
 そういう部分を教えてあげたいですねえ、特に子供たちには(笑)。
 無論世界を狙える子も出てきてくれれば最高・・ですね。」

  新潟から世界へ・・・フェンシングというスポーツを通して    
 古俣さんの情熱は、若い世代に伝わっていくことでしょう。
 
 越路の一角より出でよ=世界の名剣士たち=。

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2008年6月20日

これからのワンダフル新潟人放送予定

6/23  近 和徳 理容師
業界の最高峰に位置付けられる「理美容師のオリンピック」と言われる
「第32回世界理美容技術選手権大会」で日本代表チームの一員として活躍。
日本勢として16年ぶりの団体金メダルを獲得、世界の頂点に立った。
大会に出場するには環境の整わない地方は不利といわれる中、
あえて故郷である村上市への帰郷を決め、「地方からでもできる」とチャレンジし、念願の世界一を実現した。

080620_1.jpg6/30  中山 大 新潟アルビレックス・ベースボールチーム・投手
一昨年まで社会人チームのバイタルネット(新潟市)に所属,左腕のエースとしてならした。
社会人2年目にはNTT信越クラブ(長野市)の補強選手として都市対抗に出場した経験もある。
昨季は故障の為,球団職員として試合運営に携わっていたが,本年度見事に復帰,快進撃を続けるチームの投手として活躍。
4月度にはチーム内初のBCリーグ月間MVPを受賞する等、チームの要として活躍している。

 

080620_2.jpg7/7  真季  ミュージシャン
新潟のストリートの中で注目の女性アーティスト。BSNテレビ「NEXT」やBSNラジオ「午後の楽園」にゲスト出演、
またFM新発田・FM新津・FMながおかでは冠番組「真季の地平線JUMP」を持つ。
地元での活動を中心に、最近では、山形・長野・仙台・東京にも活動の幅を広げている。

 

      080620_7.jpg7/14  山本 真希  「りゅーとぴあ」専属オルガニスト
ドイツ国立シュトゥットガルド音楽・演劇大学ソリスト科において、最優等の成績でオルガンソロに合格、その後「ランデスク国際音楽コンクール」で3位に入賞した輝かしい経歴を誇るオルガニスト。
帰国後の06年,本場ヨーロッパでも有名な「グレンツィング・オルガン」で
日本最大級のパイプオルガンを有する新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の専属奏者となる。
世界に通用する文化・芸術の発信地をめざす「りゅーとぴあ」を中心に,積極的な公演活動を展開中。
また体験レッスンや裏に回って仕組みを知るパイプオルガンの体験ツアーなど市民との交流イベントにも積極的に取り組んでいる。

 
080620_4.jpg 
 
 
今回の新潟人たちは期せずしてさまざまな技能技術で
その存在を輝かせるひとたちが集まったような感じです。
色々な意味で興味深く取材させて戴けました。
いよいよ梅雨入りした新潟、夏の到来が待たれる季節です。
私たちスタッフも梅雨空に負けず頑張りたいと存じます。
今後とも一層の番組への応援ご意見お待ちしております。
 
080620_5.jpg 080620_6.jpg                                   ワンダフル新潟人プロデューサー拝

2008年6月23日

6月23日放送

近 和則(かずのり)~村上市・理髪業~
 
理美容業界の最高峰に位置する世界大会で   
080623_1.jpg3月、日本が団体戦で16年ぶりに優勝しました。   

メンバーの一人、近 和則(こん かずのり)さんは   
村上市にあるヘアーサロンの3代目です。   
   
「僕は新潟の理美容専門校出身でしたから・・
 やっぱり東京で修行しなきゃだめだって
 学生のころ周囲に自分で言ってましてね(お笑)
 で、有言実行で行くしかない・・と。」
 
上京して10年、理容のチャンピオンの店に弟子入り
その技を学びながら各種理美容のコンテストに挑み
日本一をめざす日々が続きました・・と、近さん。
ただ、本当に目標が見えてきたのは4年目くらいからでしたね・・とも。
 
「最初、ただそのチャンピオンの店にいるだけで
 僕自身が上手くなったみたいな気分でいたんですよ(笑)。
  それじゃあ入賞なんかするはずもない・・ですよね。
 俺、なんのために此処に来たんだろ・・とか思って。
 それからですね・・軸が決まって本気になったのは。」
 
080623_2.jpgその後一層の研鑽を重ね実績をも残しての10年目
近さんはふるさと新潟へ帰り家業を継ぐことを決意。
10年は東京へ出たときから決めていた修行期間でした。
東京は勉強するところ・・僕には住むところじゃあなかったし・・と
さりげなくふるさとへの思いも語る近さん。

そんな近さんは、今回の世界大会代表で唯一の地方選出者。   
「環境が整わない地方は不利」との定説を昼夜問わずの練習で覆しました。  
そこには近さんなりの思いも意地もあった・・と笑います。
 
「新潟なんか引っ込めば絶対にレベル下がるし
 世界大会なんが無理・・と、全員に言われましたよ(笑)
 意地でしたね・・二倍三倍練習して毎月東京通って・・
、絶対ここから世界一になる・・って思ってましたから
 でも、東京にいたときより集中出来ましたよ・・ここでね。」

「理美容の大会で世界一になった・・と言っても
 それがすぐ地元の何かにつながるってわけじゃないですけど
 皆さん珍しがって話題にして下さいますよね・・僕のことを。
 そんな処では地元の活性化くらいにはお役に立ってるのかな。
080623_3.jpg 
 今は、なにか頑張ってる、たとえば受験生のお客さんがね
 僕指名で来てくれたりするんです・・仕事として意外に、その、
 頑張るなにかみたいなことを話したりするんです、で、喜んでもらえる。
 僕ももっと勇気をもらえる・・これがすごく、今楽しい(笑)。」  
   
目標は・・と聞かれたら=夢に向かって努力しつづけること=
今後も自身でも後進の育成も含めて世界を目指し続けますよ・・と
力づよく語るふるさとの城下町村上の理髪店三代目。
理容の素晴らしさをたくさんの人たちへ...   
近さんのチャレンジはこれからも弛まず続きます。

2008年6月30日

6月30日放送

中山大(たかし) 新潟アルビレックスベースボールクラブ
 
 2年目を迎えたBCリーグで快進撃が続く   
 新潟アルビレックスベースボールクラブ。
今期好調なチームを支える左腕のエースが
080630_1.jpg 中山大(なかやま たかし)さん。
 
「野球は・・一度社会人でやり切ったつもり・・だったんですよ。
 でも、このリーグの設立を聞いて、実情も見て・・もう一度と。
 夢というか目標が蘇った感じでしたかね。」
   
新潟出身の中山さんの夢はやはりプロ野球。
それと同時にレベルの低いと言われる新潟の野球に
自分の夢を追う姿が刺激になれば・・とも語ります。
 
「僕の野球のスタイルは=気持ちを込めて投げる=こと。
 この新潟アルビレックスのチームテーマも=がむしゃらに=ですから
 皆さんになによりもその気持ちを見てほしい・・ですね(笑)」

 

080630_2.jpg

 ケガの為、一度は現役を退いた中山さんは今年、見事に復帰。   
 4月にはリーグの月間MVPにも選ばれました。   
 28歳という年齢、でもより高みをめざすために
上から投げていたフォームを変則性の高いものに変え
精進を怠らない中山さんの努力が実った結果でもありました。
 
「ここまで、今期は野手がよく打ってくれて
そのとき僕が登板していた・・と正直そう思うんですよ。
次以降は今度打線が振るわなくとも僕が抑える
そういう気持ちで、まず、なによりもチームのためにね。」
 
「そういう気持ちで実績を出すことが・・・なによりもまず
 チームのため、リーグのためだと思うんですよ」
   
夢は確かに日本プロ野球で投げること・・でもまず今は
  080630_4.jpgこのチームに貢献してこのリーグのレベルアップに繋がる
そんな選手になる・・そしてそんな姿を見てもらう。
それがお客さんを増やすことにも繋がる・・ひいては自分のためにも。
そう語る左のエースの表情には強い決意が伺えました。
 
「だって、今いる場所で精一杯の努力や貢献が出来ない奴が
 その上になんか・・行けるわけが無い・・じゃないですか(笑)。」
 
 
 地元の温かい声援を背に...
 熱い心で夢を追い続けるエースピッチャー。
080630_3.jpg  
 中山さんは、今日もこのマウンドに立ち続けます。

 

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