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5月5日放送

坂井 源一  "にいがた県央マイスター(三条市 伝統的鍛冶技術・鋏製造)

新潟県央・・金物の生産地三条市。   
080505_1.jpgこの地で鋏製造を行なっているのが   
「にいがた県央マイスター」坂井源一さん。   
   
彼が作り出す作品は海外でも認められ、   
ニューヨーク近代美術館に永久保存されています。   
   
「作るなら本物を作らねばいけません
 中途半端がいちばん良くない。」
 
古武士のような風格で語る坂井さん。
職人としての矜持が言葉の其処彼処に滲み出ます。
 
「超高級なものでもとてつもなく安いものでも・・
 帯に短し襷に長し・・中途半端では滅びます。
 同じ安いものでもここ(三条)だけが相手じゃない。
 今は世界的に競争があるのだから
 ・・・なら、あらゆる場合で人に負けぬものを作れ・・と
 社員には常々言っておりますよ。」
 
080505_2.jpg既に作り手がお客を選べるような時代ではない。
だから要求されたものをいかに供給していくか
その努力が生き残るための必須の条件です・・と
淡々と語る坂井さん・・一流の生産者が言う言葉だけに
そこには磐石の重みが感じられました。    
   
鋏製作、後進指導などで幅広く活動する坂井さんは   
鍛冶体験道場の初代館長を勤めたり、   
学校や企業での講演会等も行なっています。   
   
「道具は体の一部・・それが判る方が増えて欲しいし
 また、それを増やす努力をしております。」
 
「使う人の心と体そして切られるモノ・・
 花にしても植木にしてもそのいのちを切るのが
 私の作った鋏という道具なのですから
 鋭く一撃で断つために・・
 言うなれば」=慈悲=のようなこころでしょうか。
 こころをもってモノを切る道具を作りたいですし
 それを判って使ってもらえれば・・と、常々。」080505_3.jpg
 
「そういう道具は使い手の負担をも軽くする・・
 そして無用の力を抜いて使えるようになる・・と
 思っておりますし、お求めになったお客にそう思って
 使って戴ければ・・正直うれしいこと・・ですね。」

 三条の物づくりへのこだわり。
そしてそれを支える職人の矜持と精神性。
あたかも古の武士道の如き・・   

今も此の地からそのこだわりは世界へ伝えられています。 

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