吉川真嗣さん (村上市・有限会社きっかわ・村上町屋商人会代表)
県北の城下町村上市・・3月に行われる「町屋の人形さま巡り」。
今では全国にも名前が広がり毎年10万人もの人が訪れます。
「人が訪れてこその街・・ですからね、
それに力を注ぎたかったんですよ。」
発起人は吉川真嗣さん。
伝統ある村上の町屋を守り、公開している
村上町屋商人会の代表(会長)です。
「近代化は城下町である村上が形を変えること・・そう思っていました。
でも、ある人からそれは=大変な事=なんだよ、と・・(笑)。
で、古いものを生かしながら街が元気になる方法を考えた・・」
歴史の街の底力を示しながら・・・町屋という得がたい財産を生かして
活気ある、街の人々が語り合える街づくり・・それが原点と吉川さん。
だから訪れるひとにも町屋や人形を見る以上に自分たち街の人間と語り
生活空間の中へ入って思い出を残していって欲しい・・と願うとも。
「ですから、目指すのは観光の街じゃあないんです。
住んで誇れる、訪れて喜んでもらえる活気のある街に・・ね(笑)。」
家業は、地元の名産「鮭の酒びたし」づくり。
父、哲鮭(てっしょう)さんとともに、
鮭と人形様で村上の良さを全国に発信しています。
「家業は父がまだ社長ですからね・・
本当に鮭に取り付かれた親父で・・(笑)。
鮭料理自体も、古臭い家庭料理だ・・と
思われていた時代もあったんですね。
でも、そうじゃない、大切なものだ・・と
父なんかが気づいてここまで来た。
・・私の町屋も同じなんですよ・・多分。」 
夢は村上を活気ある街に。
古いものが古いものじゃなく、それこそ
新しいものに無い魅力を放って生き続ける街に・・
古き良き村上の風情はこうして今も、
確実に新しい町おこしに繋がっています。




