東條邦明 (妙高市 (有)かんずり社長 )
上杉謙信も愛用していたとされる、
郷土の辛味調味料「かんずり」
新潟県妙高市の名産です。
東條邦明さんはこの「かんずり」の生産者。
無添加にこだわった安心、安全な昔ながらの味覚を
今に伝えています。
「先代がこの=かんずり=が好きでしてね
郷土のモンだから残したらどうじゃ・・と
最初は遊び心もあって生産はじめたんですがねえ(笑)」
妙高といえば「かんずり」・・になってくれましたよ・・と東條さん。
雪があればこそ、雪がいい仕事をしてくれて
「かんずり」が出来上がるんですよ・・とも語ります。
「厳しいなかで(唐辛子・南蛮)の=雪晒し=・・
これが=かんずり=の所以(ゆえん)でもありますからね。
どんなに厳しくても3月初旬までには終わらせないと・・
最近は子どもが社会見学に・・と、来てくれるんですよ。
子ども達が手伝い、自然に根ざした食べ物だと言うことを、
郷土の食べ物だと言うことを学んでくれている・・
こりゃあ、嬉しいですよ・・ええ、伝統が伝わるんですから。」
とうがらしを雪にさらすことで、甘味とコクが増します。
単に辛いだけでない深み、渋み、そして麹の醸し出す滋味。
そのまろやかな、特徴的な辛みと旨みは、
ヨーロッパやアメリカの家庭でも愛用されはじめています。
「食べ物ですから好みはあるでしょうが
辛みは世界に通用する、国境の無いうまさだと思うんですよ。、
できれば=世界のかんずり=にまでなってくれりゃあ、なんて
結構大それたことも考えたりしてますよ。
長く付き合って使ってくれる人が増えてほしいですねえ。
=かんずり=舐めて、頑張りますよ(笑)。」
雪に晒されて、なお熱く渋くそして滋味ふかく
まるで辛抱強くでも柔らかくそしてしと頑固(笑)な新潟人のよう
=かんずり=が支える雪国ならではの伝統の食は
いまや世界へ向かって発信中です。




