上村靖司さん (長岡市 長岡技術科学大学准教授)
豪雪地として知られる新潟。
除雪作業は大変な労力が必要です。
そんな中、雪かきのガイドブックが制作されました。
企画したのは上村靖司さん。
雪氷学の研究をする大学の先生です。
「平成18年の豪雪のときですね、市民レベルでは雪かきが追いつかず
全国からボランティアを・・と、言うお話もあったんですが、不慣れな方達で
最終的にお断りせざるを得なかった・・それなら慣れてもらえばいい、と。
それが、きっかけですね」
多くの人に雪かきのノウハウを知ってもらいたい。
そう願う上村さんは雪かきを学ぶ講習会も実施しています。
「いま、雪かき道場という形で参加タイプのイベントをやっています。
雪かきに=楽しむ=要素を加えて、ボランティアの方々が来易い様に
つまり、雪かきに楽しみながら慣れてもらえるようにと思いまして。」
「実は、この雪かき道場は、参加者以上に
開催した地元の方に喜んでいただいているんです。
で、地域からのリクエストが多くて、今年の開催回数は去年の2倍。
過疎地や震災被災地の体験メニューという意味も兼ねて
これからもどんどん開催していきたいと・・・。」
ネガティブな意識で捉えられる豪雪を
なんとか発展的にとらえ、対処していきたい・・
それが新潟の、雪国のこれからに繋がると上村さんは語ります。
「雪かきというのは、ある意味・・・そうですねえ。
柔道とか剣道に並ぶ=雪かき道=くらいのもの・・だと思うんですよ(笑)。
いままでそのノウハウは暗黙の伝承だったわけで、
それを指南書にして、後世に伝えていく・・
豪雪は確かに大変なハンディですが、ある意味、これは
ひとつの資源でもある、と思うんですよ。」
「これほどの豪雪地でこれほどの人間が居住している土地は
世界的に見ても新潟以外に無いんです。
ここに住み、そして雪と折り合って住み続けた先人の凄さ。
それをこれからもっと知らしめていきたいですね。
これからの雪との付き合いの形を良い方に変えていければ、と。」
雪国新潟での暮らしの為に・・・・
上村さんは今日も研究に、雪かき道場の活動に勤しんでいます。




