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10月15日放送分

落希一郎(新潟市=旧巻町=欧州ぶどう栽培研究所代表)
 
新潟市西蒲区巻(旧巻町)    
角田山の麓、のどかな農園で葡萄摘みが行なわれていました。    
   20071015_1.jpg   
落希一郎さんは、この地で100パーセント自家栽培、自己醸造の
ワイン作りを行っている=欧州ぶどう栽培研究所=の代表です。    
高い糖度が不可欠なワイン用葡萄を生産するのに向いている地。
実は5~8月の晴天時間で言ったら北陸の海岸部が向いて居る・・
そう教えられたのがここに来るきっtかけだったと落さんは語ります。
 
「葡萄を植えて16年半になりますが・・
 最初のころは特徴とか出なかったですね。
 いまやっと樹が自分の脚くらいの太さになり、
 特徴のある葡萄が出来るようになりました。
 これがこの先、より熟成されたワインとなって行く。
 それが楽しみですね・・生きているうちに一滴くらいは
 味わえるんじゃないか、と思っています(笑)。」
  20071015_2.jpg
ここだけしか作れない特徴の・・とにかくいいワインを…
落さんのこだわりは、ワインづくりの未来を担う若手達にも受け継がれています。    
    
「30年前、ドイツでワインの勉強をしていたときに
 半信半疑で聞いていた恩師の言葉があるんですね。
 =ワインは毎年違う酒が出来ることが楽しい=・・って。
 たとえばこの畑のシャルドネ(葡萄の種類)ですが・・
 事実今年と去年・・3年前、4年前・・あからさまに全部違う。
 まあ、それを評価して買ってくださる顧客のルートあっての事ですが
 今ようやくその面白さが、答えが出始めているのかな?
 あとは私の考えに共感してくれる後進たちが結果をだしてくれる・・
 最近はそんな風に思っていますね・・もう、根は生やしたつもりですから。」
 
最初、新潟の、この巻の土地に来たとき
自分の育った鹿児島や直前までいた北海道とは
根本的に人が異質だと感じた・・とも落さんは語ります。
にこにことおとなしく声を荒げず他人と戦うことも少なそうな人間関係。
 
でも、いまは息子さんのお嫁さんも新潟人。
まもなく60歳を向かえ、孫も出来ると、それなりに
自分も新潟人が判ってきた感じでしょうか?・・とも。
 
「ワインづくりのために選んだ土地ですから思い入れは強いですよ。
 私がここで作ったワインづくりのノウハウを一般に公開して・・
 地元をはじめ皆さんだれでもこの地でワインを作り始めて・・
 巻が一大ワイン生産地になれば・・いいワイン作りが集まるようになれば
 面白い・・・とは思いますが。ただ、肩肘張るつもりはないんです。
 あとはそれこそ後進たちに・・。」
 
自分の作るワインは自分の子ども。
のべつ幕なしに自慢しつづけるのは親馬鹿でしょうが
最後は自分のワインが一番と言えるようになりたい。
そのためにも新潟にワインという新しい産業を根付かせたい・・
 
ワイン作りへの情熱をひたすら語る落さんの挑戦は
これからもそして次の世代へも引き継がれて行くことでしょう。
 
新潟、巻の地にあらたな産業文化が出来る日を目指して・・。
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