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2007年9月 アーカイブ

2007年9月 3日

9月3日放送分

飯島剛志(村上 茶商・茶栽培=富士美園=六代目)
 
「お茶屋といっても、うちは半分農家ですからね。」 20070903_1.jpg
 
茶畑にたち収穫を行いながら語るのは飯島剛志さん。
北限の茶どころ村上の明治元年創業という歴史を持つ
茶商「富士美園」の六代目。五代目の父、久さんと共に
昔ながらの技術と北限の茶処の誇りを守り続けています。    
    
「村上の茶は畑から販売まで全部なんですよ。
だから自分の作ったお茶に対するお客さんの声が
そのまま返ってくる・・これが、魅力ですね。」
 
静岡にあるお茶の試験場でお茶作りのノウハウを学んでいた頃
自分のこれからの何か目安になれば・・という思いから
日本茶ソムリエの資格を習得、もちろん新潟県内では
初めての日本茶ソムリエの誕生でした。
自分のお茶作りを茶商としてお客さんに伝えるためには
とても役に立つ、また勉強になる資格だった・・と語る剛志さん。 20070903_2.jpg
 
「茶作りでは、もう、親父を超えたと思ってたんですよ。
 でもお客さんの心を掴む・・お茶屋としてはまだまだ・・
 五代目にかなわない・・目標です(笑)」
 
「もともとお茶は温かいところのものなんですよ。
 雪の降る新潟、それも県北の村上での茶作りが
 どのくらい困難か・・その過酷な、雪に耐えて出来た
 村上茶ならではの味わいをもっと多くの方に
 知って、味わって戴きたいですね。」
    
今後の目標は?と尋ねたわたしたちに
「お客さんのほしいものを枠に囚われず作りたい・・・
土の匂いのする、作り手の顔がわかるお茶屋になりたいね。」と
力強く語った北限の茶作り六代目剛志さん。     
     20070903_3.jpg
六代守り続け育て続けた北限の村上茶。
これからも日本じゅうの家庭に
そのさわやかで馥郁たる香りと芳醇な味を
届け続けることでしょう。
 
雪に耐え大地に根ざし生きる作り手の思いを乗せて。

2007年9月10日

9月10日放送分

坂詰直枝 (長岡市小出・大力納豆社長)
山紫水明・・そんな言葉が思い浮かぶ魚沼市小出。
いまや街の名物となった大力納豆は創業70年の老舗    
2代目の坂詰直枝さんは長男の仁さんと共に    
こだわりの納豆づくりを続けてきました。    
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「父親が作っていた納豆に飽き足らなかったんだね。
 今までどうりの納豆を作ってるだけじゃ・・
 何か、挑戦してみたかったんだろうかね(笑)。」
先代の後をうけ納豆づくりに挑んだ直枝さんは
地域に根ざした納豆づくりを始めます。
豆にこだわり、製法に工夫をし、なにより心をこめて・・
作り上げた地元産大豆の納豆は
全国納豆鑑評会で最優秀賞を受賞
小出の大力納豆の名を高いものにしました。
「日本一美味しいコシヒカリの取れるところだから・・
 大豆だっていいものが出来るに違いないと思ってね。
 あとは、なにより水、雪が育てた伏流水の美味しさ。
 ・・魚沼、小出って言うとどうしても雪国?暗い・・って
 イメージがあるけれども、この雪があるからこそ
 美味しい水があって、美味しい納豆が出来るんです。
 その、豪雪地の雪に対する心意気みたいな・・
 それを味にのっけて出していきたいの・・。
20070910_2.jpg
3代目の長男、仁さんと現在は二人三脚、
日々美味しい納豆づくりに励む直枝さん。
納豆嫌いの人にも喜んで食べてもらえる
大豆本来の香りのする納豆を目指して
毎日工場とはもんちゃくですよ・・と 笑います。
「魚沼の、小出の人たちがね・・外へ出るときに
 うちの納豆をお土産にもっていってくれるんですよ。
 美味しいから止めたら困るよ・・って言ってくれる。
 これが一番嬉しかったかね・・。
 なによりも職人ってねえ・・作ってて自分がね、
 楽しくなくちゃいいものは出来ないの。
 これからもそう思ってやっていきますよ。」 
「夢はね・・そう、100年先も大力納豆が
 健在であること・・みなさんに食べてもらえることかね。
 ひたすら美味しい納豆を作りますよ・・。
 ここでしか、うちでしか出来ない納豆を。」 
    
大力納豆を生むふるさとの水と作り手の心意気・・
直枝さんをはじめたくさんの人たちの情熱に支えられて
その確かな味はこれからも全国の食卓へ届けられることでしょう。

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2007年9月11日

これからの放送予定

これからの放送予定
 9月17日 高橋宏明さん(三条市 手作り家具職人)
 9月24日 秋元幸平さん(燕市 福祉食器製造 「コラボ」社長)
 10月1日 原田香織さん(新潟市 専門学校講師・菓子職人)
 10月8日 金子ボボさん(新潟市 保育士・お笑い芸人)
 10月15日 落希一郎さん(新潟市巻 ㈱欧州ぶどう栽培研究所社長)
 これからも元気に頑張る「にいがたじん」たちを追いかけて
 皆さんにご紹介して行きたいと思います。
 今後とも「ワンダフル新潟人」を宜しくお願いいたします。
  bestshot.jpg

2007年9月17日

9月17日放送分

高橋宏明 (三条市・手づくり家具職人)
 
三条市。    
工房の片隅で椅子の製作を行なっている一人の男性。    
高橋宏明さんは「手づくり家具作家」。    
自然素材にこだわった、その作品の数々は    
全国からも注目をあびています。    
     20070917_2.jpg
「最初、木を扱うことがやりたくて・・
 飛騨高山の木工学校へ進んだですが
 そこでたまたま手づくり家具と出合ってたんです。」   
    
宏明さんのお父さんはカンナづくり職人
カンナの切れ味は刃ではなくその船(木工部)の部分で決まる・・
木工の手作業のなかでも一番難しい部類に入るのが
カンナづくりなのだそうです。カンナをつくる親父の姿を見て育った自分が
木工の道を目指したのはある意味必然だっtかな・・・
静かで奥行きの在る表情で語る宏明さん。
20070917_1.jpg   
「親父がカンナづくりですからね・・
それを誰より上手く使う仕事がしたかったのはありますね。
あと、手づくりの家具職人は自分の道具も自作するんですよ。
だから、今の仕事には凄く親父の影響ありますね。」
 
どんなお父さんですか・・と聴いてみると
「職人ですね、仕事が好きで好きで仕方ない感じ(笑)」
と、語る宏明さんの表情はとても優しげでした。
 
「木は生きていて常に変化しています。
 だから動いたなら動いたなり、変わったなら換わったなりに
 どうにかなるように造るのが手づくり家具だと思います。
 地元の木材を吟味して・・いわば地産地消でね
 それに三条だから鉄が入ってもガラスが入ってもいい。
 物として価値のある長く使えるものを造りたいですね。
 それにね、地元の材料で作った家具はね・・
 その風土気候にぴったり合っていい感じに歳をとるんです・・本当に。」
 
製品に付随したパーツづくりが大多数だった三条の木工に
家具としての製品づくりを持ち込んだのは自分じゃないかな・・
なんて自負は少しありますよ・・と含羞を含みつつも宏明さん。
それは言ってみれば親子二代の職人の意気・・
三条というものづくりの街ならではの技術と伝統は、
今新しい形での成果を生み出そうとしています。
  20070917_3.jpg
後進の育成をも含め宏明さんの手づくり家具造りは
これからより進化し成熟し続け・・その優しい肌合いの製品は
全国いたるところでこれからも愛されていくことでしょう。

2007年9月24日

9月24日放送分

秋元幸平 (燕市 福祉食器製造「コラボ」社長)

歴史在る洋食器の町、燕市。     
日本で唯一の金属製ステンレススプーンの生産地です。     
  20070924_1.jpg     
秋元幸平さんは、その燕市でも数少ない
体の不自由な型やお年寄りでも使いやすい食器・・    
福祉食器専門メーカー「コラボ」の代表・・・
1985年の円高による輸出産業の不振のとき
商品を特化して営業力を揚げることを目的に
「コラボ」の」福祉食器製造は始まりました・・しかし、その影に
親会社会長の娘さんが障碍を持っており
その子に対する親心もあったのでは・・と秋元社長は言います。
 
「食事は一日3回の大切で大事な行為。
 それを障碍のために、苦痛だと思ってしまう人がいる。
 そういう人にわれわれのスプーンで
 食事を楽しんでもらえれば・・と思います。」

秋元さんの開発テーマは「全ての人が使える食器」。     
その製品は、ユニバーサルデザイン賞やキッズデザイン賞を受賞し、     
全国から、世界から注目されはじめています。
  20070924_2.jpg     
「大人、子ども、男性、女性、お年寄り
 色々な型のニーズに合わせた食器づくり。
 それが、言ってみれば私たちの
 =ユニバーサル・デザイン=ですね。」
 
「日本ではステンレスの食器を作っている唯一の街が、燕です。
 そして福祉食器を作る会社はその中でもごく少数・・
 責任を感じるとともに達成感も大きいですよ。
 弊社製品をお使いの方から感謝のお手紙とか戴くと・・。
 やはり、日本のデリケートな食文化に合う、楽しめる食器は
 日本人にしか造れない・・そう思いますから。」
  20070924_3.jpg
現在は福祉食器以外にもスプーンの計上を変えていくことで
正しい持ち方を覚えられる形状記憶ポリマーを使った
持ち方教育用スプーンの製造なども行っている秋元さん。
世界中のひとたちがわれわれのスプーンで
食事を楽しんでもらえるようになってくれれば・・と
今後の夢を暑く語ってもくれました。
なにより使う人の嬉しさの為に、     
秋元さんの研究は今日も続けられています。     

 

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