春花(古町芸妓)
新潟市古町、江戸時代からの港町である新潟の花街です。
古くからの料亭が立ち並ぶ界隈はいまだ花街文化の香りを残し
かつては祇園、新橋と並ぶ「日本三大花街」とも称されました。
春花さんはその伝統を受け継ぐ古町芸妓。
最盛期には400人を超すといわれた古町芸妓の
芸と粋を受け継ぎ宴席を華やかに彩ります。
「新潟にもこういう世界があったんだ~って
最初思いました・・で憧れて、やってみたいな、と思って。」
高校卒業後、この世界に飛び込んだ春花さんは
こぼれるような笑顔をカメラに向けながら語ってくれました。
「だから、伝統とかも最初はあまり意識しなかったんです。
でも、今は・・嬉しい重さみたいなものも感じますね。」
日本舞踊市山流に裏打ちされた質の高い芸で知られる古町芸妓。
最近は、日本全国のイベントや海外でも、その艶やかな姿を披露しています。
そんな会場でお客さんから、「じゃあ、新潟に行ってみようかな・・」と
掛けられた言葉が、とても嬉しかった・・と、はにかむ春花さん。
昔から芸を磨いてきたお姉さんたちがあって
今、新潟芸妓の伝統がここに残っている・・
そのことを強く意識するようになってから
やっぱり意識が変わっていったかも・・とも、語ります。
「芸を見て戴くだけじゃなく、いかにお座敷を心地よくするか。
それが芸妓のつとめだと思うようになりました・・・。
伝統文化と・・=おもてなしの心=・・ですね。」
「これからも古町芸妓の灯を絶やさぬように。
歴史を刻んでいくことが出来るように。
目の前の課題とか夢をかなえたい。
いまはとにかく芸が上手になることですけど・・
しっかり頑張ってみようと思っています。」
凛とした表情で語る春花さんの眼差しにうかぶ
古町芸妓の粋と気概・・それを支える「もてなしの心」。
その美しさが、これからも永遠に輝き続けることを。
柳都(りゅうと)新潟が持つ深く優しい佇まいそのままに・・・。
♪新潟恋しや白山さまの・・
松が見えますほのぼのと・・




