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2007年8月 アーカイブ

2007年8月 6日

8月6日放送分

RAN (マンガ家)

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「漫画王国」といわれる程沢山の著名な漫画家を
 生み出し続けている新潟県。   

新潟市内のマンガアニメ専門学校出身の
RANさんもその系譜のなかの一人。
2001年講談社マガジンSPECIAL『陸上防衛隊まおちゃん』でデビュー;
その後も、地元新潟に在住して創作活動を続けています。   

「小さい頃から絵を描いていましたね。
 動物のキャラクターを動かして物語にしたりとか

・・だからマンガ家になりたいって思いは
 すごく昔からありましたし、ぶれなかったです。」

保育園の頃、園で飼っていたハムスターが
僕の絵の最初のモデルだったかも・・

それこそ物心付く前からマンガに魅せられたRANさん。
丁寧な受け答えでインタビューに応じてくれました。
そこにはしっかりとしたプロの表情がありました。

「学校(JAM)に、マンガ雑誌の編集者が来て
 作品を添削してくれて・・ってイベントがあるんですが
 そこで認めてもらったのがデビューの切っ掛けで。
 最初から連載でしたから・・すごく幸運ですね。」

「ただ、僕はまだストーリーが弱いって言われるんで、
 今はそこを育ててもらいながら描いている状態です。
 ファンタジーをこの4月から連載させてもらっていますけど
 どんなジャンルであれ皆さんに認められるものを
 描き続けて自分を高めていきたいと思って・・・。」

「両親や応援してくれた人々の期待に応えるためにももう少し頑張りたい・・
ストーリー性の強いマンガにもこれからは挑戦していきたい・・
新潟の風土なんかを生かしたマンガも出来れば描いてみたい・・かな・・
新潟生まれ新潟育ちですし・・描く機会に恵まれればですが。
まあ、・・新潟弁は作品には使わないと思います・・けど。(笑)。」

RANさんの語るマンガへの思いが、数々のキャラクターや作品となり
私たちの前にこれからも登場し続けることを願って・・心からのエールを送ります。

 
20070806_2.JPG


  ※現在講談社月間シリウスでファンタジー漫画「メイド戦記」を連載中。
   「陸上防衛隊まおちゃん」ともども機会がありましたら
   皆様、是非ご一読を・・・宜しくお願いいたします。
                 番組プロデューサー拝。

2007年8月13日

8月 13日放送分

西脇謙吾(「マルニ」オリジナルジーンズ製造・販売)
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妙高市・・・ジーンズにミシンをかける一人の男性。
西脇謙吾さんはオリジナルブランド「マルニジーンズ」を    
製造、販売しているジーンズショップ経営者です。    
昭和47年、先代の父、西脇正信さんが
ジーンズショップ「マルニ」を上越市に開店、
二代目となる謙吾さんは地元妙高市ならではの
自然、環境と和のテイストを生かしたジーンズを作り上げました。
 
「まず最初にアメリカに行きましたね・・ジーンズの本場を見に。
そこで思ったんです・・大量生産じゃなく少量、手作りでやらなきゃ
伝わらないものがあるんじゃないか?って・・。」
 
オリジナルジーンズ制作は夢であり父の遺言。
ふるさとの大自然の中で穿いてもらえるベーシックなジーンズを・・
そう考える謙吾さんのジーンズづくりはあくまで手作業。
ヴィンテージジーンズと同じ力織機で作った生地にこだわり
素材、工程を突き詰めることで、より特徴的に個性的に・・
進化を続けながらのジーンズ製作の日々が続きます。
 
「日本の織物文化は世界に誇れるものなんです。
たとえば藍染め・・そういう日本をジーンズに取り込んで
新しいスタンダードを目指してやってきましたね・・

私たちはふるさと妙高の自然に抱かれて生きてると思います・・
そんなふるさとの色、趣向、自然そのものを常に取り込んで
ジーンズを作っていきたいですね、これからも。」
     、    
ふるさとの息吹と和のテイストを活かした独特な風合いのジーンズ    
全国の百貨店でも販売され、確実にファンも増え続けています
直販することで得られる愛用者の思いや好み・・
生産者の顔の見えるジーンズを売るというこだわり。
それが一番の支えかな・・と語る謙吾さん。
 
ラベルに刻まれた妙高山のエンブレムは
謙吾さんの造る喜びと誇りの思いの象徴のように
堂々とマルニジーンズを飾り続けていくことでしょう。
このジーンズを、そしてジーンズ造りを
地域の次世代につなげたいという謙吾さんの思いと共に・・。
  20070813_2.jpg
マルニのジーンズがいつの日か
ふるさと新潟・妙高市のシンボルのひとつになる・・
そんな日が来る事を夢見て。
西脇謙吾さんのジーンズはこれからも進化し続けることでしょう。

2007年8月20日

8月 20日放送分

春花(古町芸妓)
 
新潟市古町、江戸時代からの港町である新潟の花街です。 20070820_1.jpg
古くからの料亭が立ち並ぶ界隈はいまだ花街文化の香りを残し
かつては祇園、新橋と並ぶ「日本三大花街」とも称されました。
    
春花さんはその伝統を受け継ぐ古町芸妓。
最盛期には400人を超すといわれた古町芸妓の
芸と粋を受け継ぎ宴席を華やかに彩ります。    
    
「新潟にもこういう世界があったんだ~って
 最初思いました・・で憧れて、やってみたいな、と思って。」
 
高校卒業後、この世界に飛び込んだ春花さんは
こぼれるような笑顔をカメラに向けながら語ってくれました。
 
「だから、伝統とかも最初はあまり意識しなかったんです。
 でも、今は・・嬉しい重さみたいなものも感じますね。」    
    
日本舞踊市山流に裏打ちされた質の高い芸で知られる古町芸妓。
最近は、日本全国のイベントや海外でも、その艶やかな姿を披露しています。
そんな会場でお客さんから、「じゃあ、新潟に行ってみようかな・・」と
掛けられた言葉が、とても嬉しかった・・と、はにかむ春花さん。
 
昔から芸を磨いてきたお姉さんたちがあって
今、新潟芸妓の伝統がここに残っている・・
そのことを強く意識するようになってから
やっぱり意識が変わっていったかも・・とも、語ります。
 
「芸を見て戴くだけじゃなく、いかにお座敷を心地よくするか。
 それが芸妓のつとめだと思うようになりました・・・。
 伝統文化と・・=おもてなしの心=・・ですね。」
 
「これからも古町芸妓の灯を絶やさぬように。
 歴史を刻んでいくことが出来るように。
 目の前の課題とか夢をかなえたい。
 いまはとにかく芸が上手になることですけど・・
 しっかり頑張ってみようと思っています。」    
    
凛とした表情で語る春花さんの眼差しにうかぶ
古町芸妓の粋と気概・・それを支える「もてなしの心」。   
その美しさが、これからも永遠に輝き続けることを。
柳都(りゅうと)新潟が持つ深く優しい佇まいそのままに・・・。
 
♪新潟恋しや白山さまの・・
     松が見えますほのぼのと・・ 

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2007年8月28日

8月27日放送分

松井治二さん(長岡市山古志・闘牛勢子)
 
山古志に古くから伝わる「牛の角つき」は
二頭の牛が向き合い力の限り戦う闘牛。
古くは滝沢馬琴の南総里見八犬伝にも記述された
1000年の伝統を誇る民族行事で  
力強く牛がぶつかりあう様子は、勇壮無比の一大奇観 です。    20070827_1.jpg
    
その牛を操る勢子の第一人者が松井治ニさん。    
息子の富栄さんに技を伝えつつ 伝統を守り続けて来ました。    
    
「成ろうと思って勢子になったんじゃあないからね。
 自然にさ、産まれたときから牛と一緒で育って・・
 自然に3代150年、続いたんかね。」   
    
国の特別無形文化財にも指定されたこの「牛の角つき」も
中越地震による集落崩壊の危機に
あわや絶えかけそうにもなりました。
しかし松井さんたちは
自分たちの仮説住宅よりも仮説の牛小屋を・・と、
山古志のすべての牛を救うため奔走
今年、ふるさと山古志での角つきを復活させたのでした。
 
「この、角つきが・・地震のとき、そのあとも
自分たちを支えてくれたんかも知れないねえ。
そして、今、前のように=角つき=が出来る。
あたりまえの事があたりまえに出来る。
こんなに幸せなことはないですよ。」
 
楽しげにまた感慨深く語る松井さん・・
復興の槌音高い山古志で、
勢子の後を継ぐ息子さんとともに
伝統を静かに守り続けます。
 
「これから?・・また牛といっしょにうちへ戻って・・山へ戻って・・
 山ん中で一緒に暮らしながら・・
 応援してくれたひとたちをこの角つきで元気づけてやりたいねえ。
 ここまで1000年なくならないで続いてきたんだ。
 皆の気持ちがそうさせたんだね・・・
 だから、この先も1000年続くだろうと・・思いますよ。」  
 
角つきの勢子の極意は、あくまで自然のうちに、
力を抜かず、その瞬間を精一杯牛とともに戦うこと。 20070827_2.jpg
どんな苦難にもけしてくじけなかった
山古志の人々の姿を彷彿させる躍動感そのままに・・。
 
むせ返るほどの夏の緑につつまれた山古志に
牛の角つきに興じる人たちの歓声が響きわたります。

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