萱森教之 農業。
新潟県加茂市.
稲の本来の成長力と免疫力を支える植酸栽培で
特徴を凝縮したコシヒカリを育てている「かやもり農園」
その主である農業のスペシャリストが萱森教之さんです。
「植酸栽培は稲に良い環境をつくることからなんです。
土の中に溜まった農薬や化学物質などの悪いものを
除いて、土壌をつくることが第一歩なんですよ。
あとは、稲は本来の自然の力で育つ。稲本来のね・・。」
江戸時代から続く農家の11代目の萱森さんが
この農法に出会ったのは平成9年のこと。
以来毎年より良いやり方を模索しながら
本来の味のコシヒカリ作りに取り組んでいます。
「有機農法は前からやってたんですね。
この植酸栽培で作った稲を見せられた瞬間に
あまりの出来の違いに愕然としたんです。」
「造り始めて暫くして、自分に娘が生まれましてね。
それ以降ますます、この子の時代のためにも
安全な米、安全な食を・・という意識が強くなりましたね。」
いい米を作るにはその時期その時期の見極めが
とても大切だと萱森さんは語ります。
芽が出るとき、根が張るとき、育って穂が付くとき・・
それを見つめながらの米作りには
到達点、ゴールはないのだ・・とも。
毎年が試行錯誤の連続なんですよ・・と。
たくましい体躯に似合った分厚い笑顔で語る萱森さん。
今では彼の周囲には50人を超える有志が集まり
共に植酸栽培によるコシヒカリ作りを進めるまでになりました。
「人間が食べるべきものを、広めて行きたいですね。
言い方はきついかもしれないですが・・・
このままじゃもっと腐った時代になっちゃう。
今、なんとかしなくちゃね。」
日本中の子どもたちに安全な米を・・
萱森さんの理想の米作りはまだまだ始まったばかりです。




