+ + + + + + + + + + + + + + 講 演 内 容 + + + + + + + + + + + + + + +
1. 叱り下手(否定的な子育て)
自分の子育てを振り返ると叱り下手だった。子どもの顔さえみれば「かたづけなさい!」「宿題は?」と叱り、息子に「おに!」と言われてショックを受けた。また、食が細く医者にかかることも多かった為、むりやり食べさせていたので、食事が楽しいとか待ち遠しいと思わなくなっていた。
食事は家族団らんの楽しいとき、嫌いなものを一口でも食べたらほめることを忘れないで欲しい。同じ失敗をしてほしくないと思う。
・感情的な叱り方をすると子どもは親の顔をうかがうようになる。
・叩いて育てると子どもは暴力で人を動かすようになる。
・「お兄ちゃんはできたのに」と比べない、個を認める。
・役割を押しつけない、個性がなくなる。
・他の子どもと比較して叱ると、子どもの心が傷つく。
・言葉による暴力は親の愛情に不安を感じる。
・人前で激しく叱るとプライドに傷がつく。
【子育てのストレス対策】
・夫や友人に悩みを聞いてもらうことでストレスを発散。
・時には夫に子どもを見てもらいショッピングなどでストレス解消。
・保育園ではリフレッシュ預かりを行い、子育てのお手伝いをしています。
【1〜2歳半すぎは第一反抗期】
・成長の通過線上にあることを理解しよう。遊んでいる子のおもちゃを取ったり、 言い返せずにかんしゃくを起こしてかみついたり、泣くこともある。
叱るときには「一呼吸し、間をおくことが大切」すると上手く対応ができるようになる。
2.ほめ上手
【勇気を与える上手なほめ方例】
・0点の答案を見せる。
よく勇気を出して見せてくれたね。でも、これからは良い点がとれるようにがんばろうね。
・スポーツが苦手 続けて努力すると、その中から喜びを感じて自信につながる。一生懸命なことを認めて「良かったね。がんばったね」と子どもに共感する。
“散歩に行くたび棒でウンチをさわり「やわらかいね」「今日は硬いね」”
「そうだね」と聴いてあげた。決して汚いとか、棒が危ないと言わない(否定しない)関わりを持つことで子どもの能力を伸ばした。=学者になった。
ほめながら、愛情いっぱいの心でさとし育てることが大切。
3.虐待としつけ
【虐待】
身体的虐待・精神的虐待・性的虐待・育児放棄
・叩く、食事を与えない、汚れた服のままでもかまわない、死に至るような問題行動など。
・児童相談所で対応しているが、問題行動の理由を聞くと「言うことをきかないので殴ったら死んだ」と言う。
※もし近所で虐待を見たら、市役所228-1000(内線2612)に通報するか、児童相談所に電話してください。
【しつけ】
トイレトレーニング、食事マナーは、暖かく見守り、いっぱいほめてあげましょう。
4.バズセッション(グループごとに次の事例について進める)
A君は正義感が強いがすぐに手が出てしまう乱暴な男の子、6歳。
B君はヤンチャな男の子、6歳。
保育園の遊戯室で女の子たちがレストイランごっこをしていました。そこへB君がやってきてレストランごっこの邪魔をしました。それを見ていたA君が「意地悪するのはやめろ!」と何回も注意をしました。そしたらB君がA君を叩きました。そこでA君はげんこつでB君にパンチをしました。ちょうどその場面だけを見た保育士。
あなたがその保育士でしたらどのように注意しますか?
【乙川先生より】
・「どうしたの?」怒った顔ではなく、「お話して、教えてね」とA、B君の言い分(理由)を十分に聞く。
・うそをつかずに先生に話したこと、注意できたことを良い点としてほめる。
・女の子の邪魔をしたくなったこと、叩く、パンチをすることはいいことか悪いことかを考えさせる。
・「悪いことだね」「なぜ悪いの?」「こんどはどうしたらいいんだろう?」理由を考えさせる。
5〜6歳児は自分たちで解決できることもある。世話役の仲裁で済むこともある。
一人ひとりではなくみんなで関わって解決していくことも大切。
家庭での兄弟喧嘩も上の子、下の子ともによく聴いてあげることが大切。
※ 仲介に大人が入り、すぐに「ごめんなさい」を言わせて済ませると、「謝ればいいんだろう」という子になる。
5.おわりに
【乳幼児期が人の一生で一番大切な時期】
笑顔、歯が生える、ハイハイ、あんよ、ことば、発達のたびに子どもから喜びをたくさんもらい、子どもが愛おしくなり、子育てが楽しくなる。ほめ上手になる。
お子さんを大切に大切に育ててあげてください。
お子さんは親の宝、地域の宝、国の宝ですから。
【質疑応答】
Q:1〜2歳児に危険なこと(ご飯の時に食事の茶碗を投げる)を教える時の叱り方は?
A:「せっかく作ったご飯なんだからね、投げないでね。食べられないのは教えてね。」とわかるようにさとして伝えてあげる。
昔は、熱い思いをさせてわからせることがあったが、「火がついていて熱いから、やけどして痛くなるよ」と毎日くり返して教える。
Q:ほめる時にごほうびをあげる。そのときの注意は?
A:ごほうびをあげるのは好きではない。物をもらえなければやらない子になってしまう。言葉で「助かったよ」「嬉しかったよ」とお礼を言ってあげる。それで十分。物をあげる時は、誕生日やクリスマスなど行事のときにしましょう。
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