ひまわり歯科院長 鈴木公子

+ + + + + + + + + + + + + + 講 演 内 容 + + + + + + + + + + + + + + +

@なぜ私が食生活指導をするようになったか
私は小学生の頃、健康優良児に表彰されたが、中学生の頃に心臓発作、高校生の頃は肺炎にかかりよく学校を休んだ。二十歳の頃は、子宮内膜症と医師に診断され、これで女性としての人生も終わりだと思った。ホルモン療法などたくさんの薬を服用したが、その副作用で顔はむくみ、歩行も困難になった。時には新薬の効果を試されたこともあった。その上、アトピー性皮膚炎、低血糖症、喘息、頚椎ヘルニア、角膜潰瘍/剥離などの病気もあり、大学を卒業しても就職できないのではと危惧していた。卒業後も入退院を繰り返したが、長岡の歯科医院に何度も足を運び、そこで歯科医師として就職することができた。そこの歯科医師は『病気(虫歯・歯周病)には必ず原因がある。その原因究明が大切である。そのために、歯は抜かないで治療をする』といわれ、大学で学んだ対処療法とはまったく違うものだった。さらに病気の原因は、日常の食生活にあることを教えてもらい、さまざまな本の読み勉強した。自分の食生活を見直し、玄米菜食から始まり、穀物中心の食事へと見直した。

A食養家との出会いと病気の克服
「ごはん給食が子どもの体を守る」の著者、幕内秀夫氏と出会い、病気の原因が(健全とはいえない)食事にあることを確信し、食事療法に取り組んだ。 その結果、下着の着脱も困難だったアトピー性皮膚炎も治り、今では皮膚もすべすべしている。子どもを産めない身体といわれたが、結婚もし、子どもにも恵まれた。食事療法で、あんなに私が苦しんでいたさまざまな病気を克服できたのである。

B患者さん・子育て・学校給食への応用
私と同じような苦しみ(病苦)を子どもたちにはさせたくないという強い思いがある。要請があれば、損、得を考えないでどこへでも出かけ、病気にならない食事(特に子どもたちに)の大切さを親や学校、PTAなど子育て関係者に説いている。和食を中心としない食事や甘い飲み物は、歯周病だけでなく身体全体の健康を損ねる。当時90歳の患者さんから『健康の秘訣は和食中心の食事をよくかんで何でも食べること』というお話しを伺いその方がなくなられたときご家族の方は『“健康に”亡くなりました』と話され、感動した。

C実際の食生活の改善 ※ひまわり式 歯によい食事10項目 次の10項目を実践してほしい。
1、ご飯をしっかり食べる。
2、飲み物はノンカロリーのものを。
3、食間をあける。
4、砂糖の入ったものは極力控える。
5、味噌汁・漬物を毎日食べよう。
6、果物はほどほどに。
7、油・動物性食品のとりすぎに注意。
8、調味料は良質のものを。
9、副食は季節のものを彩り良く。
10、歯ごたえのあるものをよくかんで食べる。特にかむことによって、
  多くの唾液が分泌され食べ物の消化だけでなく、虫歯の予防にも効果がある。

子どもの味覚は9歳までに決まる。中毒性も高いので、三悪要素の塊「砂糖・油・化学調味料」の味に慣れさせないように、上記10項目を実践してほしい。
次代の子どもたちの健康〜命を守るためにも、ぜひ和食を食べさせてほしい。学校給食を完全和食へ移行する運動も広がっている。日本人のDNAは和食にあっている。欧米型の食事には適合しにくい。 和食中心の食生活で、歯も体も健康になる。


質疑応答 ※時間の関係で5人まででした。
Q1:おかゆや雑炊は(おすすめする)和食なのか。
A1:歯ごたえの部分では物足りないが、和食の範疇ではあります。
Q2:赤ちゃんに少しアイスクリームを食べさせてよいか。
A2:アイスクリームに含まれるたんぱく質によって、アレルギー反応を起こすことがある。
   乳歯が生えそろう2〜3歳までは与えないように。
Q3:歯によいガム(キシリトール入りなど)の是非について
A3:虫歯予防等の意味ではそういったガムをかむことを推奨はしない。
Q4:1歳の子どもにフッ素を奨められたが
A4:もともと歯が弱い子や食生活が改善されないときは奨める。
  ※私の子どもには(フッ素塗布)していない。
Q5:牛乳とフォローアップミルクはどちらがいいか。(どちらがいいかの言及はありません)
A5:基本的にフォローアップミルクには成分表示はあるが、原材料や原産地表示はない。
  牛乳神話も崩れてきている。日本人は三歳までにラクターゼが消滅してしまう。
  今の高齢者は、母乳以外の“乳”は飲んでいない。とすれば母乳→離乳食への移行がよい。


参加者の声
・わかりやすい講座だった。
・目からうろこが落ちる思いだった。
・歯の健康増進の鍵が、食生活の改善だったとは驚き。
・和食の大切さがよくわかりました。
・また鈴木先生の講演が聞きたいです。   ほか、同様の意見多数ありました。


第1回講座参加の皆様へ
当日会場における、報道取材および記録写真撮影に関するお知らせがなかったことを参加者の皆様にお詫び申し上げます。2回目以降もそういったケースがございますことを予めお知らせ申し上げます。



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