9月23日放送 上越市
●林泉寺(りんせんじ)・・・上越市にある上杉謙信ゆかりのお寺、林泉寺。上杉家の菩提寺としておよそ500年前に建てられた。謙信は7歳~14歳の間、このお寺の天室光育(てんしつこういく)和尚の下、修行に励んだ。また、上杉家が米沢に移封されたあとも春日山城主の堀家、歴代高田藩主の松平家、榊原家の菩提寺になった。そんな上杉家と大変ゆかりの深いこのお寺は、「上杉謙信」の名前の由来に大きく関係しているのだ。春日山城に生まれた謙信は「虎千代(とらちよ)」と名付けられ林泉寺に預けられた。その後、度重なる戦の度に影虎(かげとら)、政虎(まさとら)、輝虎(てるとら)とお世話になった人の名前の一文字を譲り受け改名していった。
そんな謙信は、晩年、林泉寺で再び修行に励んだ。その際、謙信に禅の教え、義の大切さを教えたのが林泉寺7代目住職である益翁宗謙(やくおうしゅうけん)和尚である。それから謙信は、お世話になった師の一字を頂き、「謙信」と名乗るようになったのだ。まさに、義に厚い謙信ならではの名前の由来である。
所在地:新潟県上越市中門前1丁目1-1
電話:025-524-5846
●仏事の泉・・・「新しい埋葬の形」

●最賢寺(さいけんじ)・・・上越市南本町にある真宗大谷派の最賢寺。元々は春日山に建てられていたお寺だが、高田城築城に伴って現在の地に移動してきた。今からおよそ400年前に本願寺の顕如の弟子であった金子数馬(かねこかずま)によって建立されたとされる。最賢寺には本堂を覆い尽くすほど巨大なイチョウの木がある。樹齢はおよそ400年と言われ、上越市内では大変有名だ。このイチョウの木には「葉が全て散るまではどんなに寒くても雪が降らない」という言い伝えが残っている。ご住職も地域の方々も葉が残った状態で雪が降ったところを長年見ていない、という。何か不思議な力がイチョウに宿っているのだろうか・・・
●遍照寺(へんじょうじ)・・・新潟県西蒲区旧巻町にある遍照寺。越後弘法二十一札所の第17番札所になっているお寺だ。西暦995年に本間佐渡神(ほんまさどのかみ)の菩提寺として佐渡で開かれた。そして、1191年に本間家の移動に伴い、遍照寺もこの地に移ってきた。本堂には、旧巻町指定文化財第一号である、奈良時代に造られた観音菩薩立像が祀られている。この観音さまは、中越大震災の復興を祈念して開催された新潟の仏像展に出展された貴重な観音さまだ。全部で47の仏像が展示されるなかで奈良時代の仏像は遍照寺のものを含めて4体。全身が銅で作られており、立ち姿をモチーフにしたものが奈良時代の観音像の特徴だそうだ。衆生救済と云われている観音菩薩。地震で被害に遭われた方々の一日も早い復興を心から祈りたい。



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