9月2日放送 西区
●瑞林寺(ずいりんじ)・・・新潟県西区にある瑞林寺。元々、栃尾にあったお寺で、開基である上杉家の米沢移封に伴い、瑞林寺も場所を移し、現在の地にお寺を建てた。開基が上杉家といううこともあり、まだ栃尾に瑞林寺があった頃、上杉謙信が14歳~18歳までの間門察和尚のもとで、修行していたといわれている。
時は戦国時代。多くの戦が繰り返される中、織田信長に敗れた農民達がこの越後の地に移り住んできた。そして、この土地特有の潟を利用して、開拓をしようと試みた。しかし、冬の豪雪や河川の氾濫が繰り返し起こり、収穫前の農作物が全て駄目になってしまうことも多々あった。そんな中、瑞林寺やその他、浄土真宗のお寺がこの地の開拓を進める農民達の心の支えになったのだ。この地の発展と瑞林寺の歴史は共に歩んできたと言っても過言ではない。また、こちらのお寺には、開基当時から代々受け継がれている阿弥陀如来像がある。およそ500年以上前に造られたとされている。優しく微笑むその目には、開拓当時の農民達の精神が刻み込まれているようだ。
所在地:新潟県新潟市西区小針4-5-18
電話:025-266-1846
●仏事の泉・・・「開眼供養について」
●遍照寺(へんじょうじ)・・・新潟県西蒲区旧巻町にある遍照寺。越後弘法二十一札所の第17番札所になっているお寺だ。西暦995年に本間佐渡神(ほんまさどのかみ)の菩提寺として佐渡で開かれた。そして、1191年に本間家の移動に伴い、遍照寺もこの地に移ってきた。本堂には、旧巻町指定文化財第一号である、奈良時代に造られた観音菩薩立像が祀られている。この観音さまは、中越大震災の復興を祈念して開催された新潟の仏像展に出展された貴重な観音さまだ。全部で47の仏像が展示されるなかで奈良時代の仏像は遍照寺のものを含めて4体。全身が銅で作られており、立ち姿をモチーフにしたものが奈良時代の観音像の特徴だそうだ。衆生救済と云われている観音菩薩。地震で被害に遭われた方々の一日も早い復興を心から祈りたい。




●明誓寺(みょうせいじ)・・・新潟市西蒲区旧西川町にある明誓寺。およそ400年前の信越の戦乱を逃れるため長野県から新潟県に逃れてきた。田子八郎右エ門源明忠によって建てられた。名前に源とあるように源氏の血を引いている。大変立派な本堂は北海道から移築されたもの。昭和36年の第二室戸台風によって本堂が傾いてしまったため 取り壊される予定だった北海道札幌の本願寺別院を譲ってもらうことに。北海道からの木材の移動は困難と苦労の連続。それでも、檀家さんなどの手助けもありおよそ3年の月日をかけ、見事本堂が再建された。
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