« 2008年8月 | メイン | 2008年10月 »

2008年9月 アーカイブ

2008年9月 1日

港町・直江津①

「宝来軒」さん

mizuho080901a.jpg mizuho080901b.jpg

「家族っていいなぁ」 そう感じずにはいられなかった今回の取材。こちらは直江津の商店街で営む昔ながらの中華屋さん。ラーメン350円。スープ、麺、チャーシューへのこだわりはこの値段からは考えられないほど。シンプルな醤油ラーメンには二種類のチャーシュー、ねぎ、メンマ、そして真ん中にナルト。「あ~これこれ!こういうラーメンが食べたかった!」どことなく懐かしさも感じる一杯に心がほっと和みます。チャーハンも美味。こちらはお父さん、お母さん、2人の娘さんの4人で厨房に立ちます。夏休み中だったこの日は孫娘のゆきちゃんもお手伝い。家族皆で支えあい、思いあい、毎日を繰り返す。「ここまでやってこられたのは両親の努力のおかげ」と娘さんはいいました。お母さんはその言葉に、これまでの人生を振り返るように、じっと目に涙を浮かべていらっしゃいました。小学生のゆきちゃんは、なんと生後100日の食い初めでラーメンを美味しそうに食べたそうです。「おじいちゃんとおばあちゃんのところに生まれるべくして生まれた女の子なんですね?」と聞くと、おじいちゃんが静かに「かわいいよ・・・」とつぶやきました。従業員を他に雇わず、家族経営だからこそできる「ラーメン350円」。お客さんも大満足です。  家族が一つ屋根の下、いつもいっしょにいられる・・・これ以上の幸せはもしかしたらないのかもしれない・・・そんなことを思い、自分の家族が恋しくなったひと時でした。

上越市中央1‐5‐4
℡ 025‐543‐5086

 

「和装はきもの 笹川」さん

mizuho080901c.jpg mizuho080901d.jpg

商店街を歩いていて何気なく目に飛び込んできたもの・・・それは「テディベア」☆☆☆しかも1体や2体じゃなく、20~30体!!しかもどれもかわ~いい洋服やら着物やらを着せてもらいおめかしベア。「ここは何屋さん??」立ち寄ってみると、そこは履物屋さんでした。下駄をすげてくれる老舗。広い店内には所狭しとバッグや靴が並び、それに負けない存在感でテディベア。ユニークな方がやっていらっしゃるのだろうと話を聞いてみると、やっぱり(^^)!何でも手作りしちゃうスーパーおばあちゃんと明るい娘さんが登場しました。「人間だすけなんでもできる」おばあちゃんは笑顔で力強くそうおっしゃいます。そんなおばあちゃんの自信作は水戸黄門御一行テディベア☆(写真)さらに早乙女太一ベアやイナバウアーベアも!実はおばあちゃんの旦那様が水戸黄門の大ファンで、一時放送が中断したときに寂しそうだったので、ベアでなんとか表現してあげよう!というのが作り始めたきっかけだそうです。ラブラブゥ~ですねぇ(*^^*)店の一角に小さなテーブルと椅子があり、買い物途中に疲れた人が立ち寄ってお茶していくことがよくあるとのこと。「大型店ではできない触れ合いが個人商店にはあるんさねぇ。」と娘さんは目を細めます。そうですね・・・こういった隣近所、地域の人との心のコミニュケーションがいざという時の助け船になるんだろうなぁ。自分の生活も見つめるいい機会でした。

上越市中央1‐2‐19
℡ 025‐543‐2975

2008年9月 8日

港レトロ・直江津②

「駅前 りぃべる」さん

mizuho080908a.jpg mizuho080908b.jpg

「街角ピカソ」と題してお送りしましたが、どちらかといえば「街角ゴッホ」のほうが風貌が似ていらっしゃったかな(^^)直江津の駅前商店街にちょっと変わった小さな写真屋さんがあります。何が変わっているかというと、写真屋さんなのに店先に飾ってあるのは絵画なのです。ガラスに描いた花や猫、葉書サイズに描かれたお人形やお地蔵様。ほのぼのするものや迫力あるものまでさまざま。こちらの85歳のご主人、「道楽」で飾られているそうですが、どれも本当に素敵です★「79歳と80歳でこんなにも自分の気力体力が変わってしまうとは・・・」とおっしゃるご主人は、今はもう絵を描くことはやめたそうです。店の前には椅子が置かれていて「休んでください」の手書き看板。おじいさんの人柄の温かさを感じます。潮の香漂う商店街でお買い物してちょっと一休み・・・街角ゴッホの作品を眺めながら秋のひと時を感じてみませんか?おじいさんと2時間くらい一緒に過ごした私達・・・とってもほんわかした気持ちになりました。おじいさんも最後には「また元気が出たら描きたいな・・・」そうぽつりとおっしゃいました。うれしかったなぁ(^^)

上越市中央1
℡ 025‐543‐2254

 

「レストラン ベニス」さん

mizuho080908c.jpg mizuho080908d.jpg

細い階段を二階に上ると昔ながらの喫茶店の雰囲気。ダウンライトに木製の壁・・・ゆったりした音楽が心地よく、店に入った瞬間から世間の雑踏を忘れさせてくれるようです。40年も前からこの街角で喫茶店、レストランを続けてきたご夫婦。お客さんの要望で始めた「みそカツ」は、新潟ではちょっと珍しいメニュー。大きなトンカツに甘めの味噌ダレがたっぷりかかり、ご飯がすすみます!これは絶品★★★一度食べたお客さんは二度目も必ず頼む!というのがよくわかります。もう一品私のおススメは「納豆カツ」。海苔巻きの納豆巻きをヒントに作ったというユニークメニューですが、大葉やネギもいいアクセントとなり、豚肉とこれがまた合うんですね(^^)本当に美味しかった。創業当時、直江津の人たちは「みそかつ?!納豆カツ?!なんぞや?!どうなってるん?!!」とビックリされたそうです。洋食はさぞかしハイカラな味だったことでしょう。美男美女の仲良しご夫婦が誇りを持って、自信を持って提供する老舗の味。あぁ~こんなこと言ってたらまた食べたくなっちゃった~(><)

上越市中央1
℡ 025‐543‐1376

2008年9月15日

新潟 下町さんぽ①

mizuho080915.jpg

今回は、新潟の下町に詳しい「新潟なじらねっと」の野内さんと町歩き。お天気のいい日の散歩は、何よりのストレス解消になります。私も取材で何度か訪れ、大好きな場所でもある下町ですが、野内さんに案内していただきながら歩くと、また新たな発見がたくさんあって、目からウロコの仰天散歩になりました。新潟のなかでも特に海の近くである下町。港町ならではの歴史が町並みや名所に残されていました。たとえば、狛犬をくるっとまわして願い事をする「港稲荷神社」。遊郭が近くにあり、県外からの男性客をとどまらせるために、そこの女性たちが「西風が吹いて船が出られなくなりますように・・・。」と願掛けしたそうです。切実で、切ない女性達の心・・・。思いをはせながら私も狛犬を回しました。
信濃川に沿った形で街づくりされているこの辺りは、地図を見るとびっくり!信濃川に垂直に並ぶ小路がなんと35!全てに名前がついています。「風間小路」「思案小路」「梅屋小路」。名前の由来をマップで見ながら、また商店街で買ったおやつやお惣菜をつまみながら・・・楽しいお散歩です。写真の「新潟の町 小路めぐり」マップは新潟市役所などで無料で配布しています。(マップを持ってるおちゃめな女性は担当ディレクター♪)フレッシュ本町商店街は、私のお気に入りお買い物スポットのひとつ★★★とにかくお店の方が元気で明るい!そして商品がやっす~い!!値上がり時代の救世主的な存在です。私もあの場所を訪れると、落ち込んでいても気分は晴れ!悩んでいても前向きに!財布が寒くてもへっちゃらに!なっちゃいます(^^)大いなるフレッシュ本町!また来週もお散歩します!是非ご覧ください!

2008年9月22日

新潟 下町さんぽ②

「フクヤ菓子」さん

mizuho080922a.jpg  mizuho080922b.jpg

下町にひっそりと根付いた昔ながらのお菓子屋さんがあります。西日の差し込みを和らげるために付けられた、ひさしの色あせた感じが散歩心をくすぐります。「こんにちは!」扉をくぐると店の奥から「は~い どなたぁ?」とあったかいお母さんの声。その声を聞いただけで「あぁ、このお店に入ってよかった」と感じました。ショーケースにはカステラの化粧箱がずらり。実はこちら、カステラの全国大会で日本一に輝いた功績をお持ちのカステラ職人のいらっしゃる店なのです!何度も何度も作り直し、納得いくまで諦めなかったご主人。日本一の座に輝いたとき「ようやく迷いがなくなった」そうです。昔は焼き立てをそのままガラスケースに入れて切り売りしていたそうです。店内に甘い香りが漂ったんだろうなぁ。今でも店頭には昭和を感じさせるそのガラスケースを見ることができます。「今はちゃんと箱に入れて日持ちするようにしないと売れないから・・・」お菓子の売り方にも時代の流れが現れていました。こちらのご夫婦はとっても仲良し(^^)お互いをいたわりあっていらっしゃるのが会話の随所からわかります。お互いを尊敬しあってる・・・そんな感じかな。ご夫婦ともどもおススメして下さったお菓子がもうひとつ。それは「新潟奉行菓」(写真)という素朴な小麦菓子。ほのかに甘く香ばしい、食べだしたら止まらない美味しさです。かつて奉行所のあった下町で生まれたこの菓子にも面白いストーリーがありました。それは是非!お店に行ってあったかご夫婦にうかがってみてください★あぁ~下町って本当に面白い。新潟って本当にいいなぁって思わずにはいられない、そんな「下町さんぽ」でした。また来週も素敵なまちかどご紹介しますね(^^)>

新潟市東堀前通11番町1777
℡ 025‐222‐8168

 

「日和山 ・ 日和山神社」

mizuho080922c.jpg  mizuho080922d.jpg

港町には日和山あり。かつては多くの港の近くに高台となる所が必ずあったそうです。港に出入りする全国、世界からの船を望遠鏡で確認するために。港町として栄え、政令指定都市となるまで発展してきた新潟市。その原点がこの場所だったといってもいいのかもしれません。そしてその高台には必ず「3点セット」があったそうです。「方角石」「松の木」「神社」。その全てが現存しているところは全国的にも珍しいそうです。また今回は日和山神社のびっくり秘密仕掛けもご紹介しました。あの社の中にはでっか~い和太鼓が保管されていて、年に数回の特別な日には時報としてド~ンド~ンと鳴らすのだそうです!面白かったなぁ。今後、こちらの日和山は整備され、観光地、名所としてもっとお客さんが来てくださるようにするそうですよ♪これからは下町が熱い!!まだまだ知られざる下町の秘密がたくさんありそうでした。どうぞ皆様実際に行かれて、地元の魅力を再発見してください(^^)

2008年9月29日

新潟 下町さんぽ③

「東屋」さん

mizuho080929a.jpg mizuho080929b.jpg mizuho080929c.jpg

「古き良き昭和」というキャッチコピーがよく似合いそうなお蕎麦屋さんをみつけました。手書きのメニュー表が懐かしく、自然と暖簾をくぐってしまいました。こじんまりとした店内もやはり長い時間の流れを感じさせます。新潟弁が優しいお母さんのおすすめしてくださったのは「しっぷくうどん」でした。昔、下町のお年よりはお正月にこのうどんを好んで食べたそうです。「七」つの「福」で「しっぷく」。沢山の福が訪れることを願って作られたそうです。写真のように7つ以上の具が贅沢に並んでいるんですよ(^^)♪また、もうひとつ私のお気に入りは「カレーラーメン」です。よくあるカレーラーメンとは全く違って、スープ全体にまろやかなカレー味がついていて食欲をそそります。決して濃くなく、薄くなく!中華ソバの醤油スープと昔懐かしいカレーの見事な融合です★★★まじめなご主人が心を込めて作る料理はどれも、お客思いな味がします。こんな店の常連になってみたい・・・穏やかな時間が流れる素敵なお店です。

新潟市中央区古町10番町
℡ 025‐223‐0102

 

「竹徳かまぼこ」さん

mizuho080929d.jpg mizuho080929e.jpg

新潟に来て私は「こ~んなに美味しい海老しんじょうがあるなんて!!」と驚いたのがこちらの竹徳さんのかまぼこでした。港町の文化が色濃い新潟の下町。かつては蒲鉾屋さんがいくつもあり、魚屋では売り物にならないサメなどを引き取って蒲鉾にしていたそうです。今はずいぶん蒲鉾屋さんも様変わりし、使う魚はタラやイトヨリダイといった高級魚。上品な味が人気です。こちらは特に「何番甘海老しんじょう」が看板で、新鮮な直江津の南蛮海老を惜しみなく使ったフンワリフカフカの絶品!ことに揚げたては、言葉にならない美味しさなのです。美味しさの秘密は、原料の良さだけではありません。なんと1つ1つ手作業で形を整え、一つ一つ油で揚げているのです!多いときには2000個売れるというこの人気商品、機械化はせずに人の力を信じているところにも共感を覚えました。すごい!!亡くなったお父様の意思をついで頑張る若主人はこんなことをお話くださいました。「いつかは、新潟でとれたものだけを使った給食で子供達を育てたい。新潟には美味しい魚屋野菜がいくらでもある」 地元を愛する若主人の目は強く未来を見据えていらっしゃいました。私も、こんなに美味しいものをい~っぱい食べて、これからもすくすく成長したいです(^^)

新潟市中央区東堀通11
℡ 025‐222‐0223