7月2日(金)放送 佐渡市

|

hotoke_100702.jpg●真禅寺(しんぜんじ) 真言宗智山派

 住所 佐渡市大久保90(両津港から真野湾に向かう途中を左折)
 電話 0259-66-3232

 開山は、今から約830年前の平安時代末期、養和元年(1181年)とされる。本尊は、「不動明王」。
 開基(お寺を開いた人)は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての僧侶「文覚上人(もんがくしょうにん)」と伝えられている。歴史上の有名な人物で、袈裟御前との悲恋物語でよく知られている。元々は武士で、出家前は遠藤盛遠(えんどうもりとお)という名であった。同僚の妻である袈裟御前と恋に落ち、その夫を抹殺しようと、夜、家に忍び込み、布団の上から刀を突き刺す。ところが中にいたのは袈裟御前。夫を死なせるのは忍びないと身代わりになったのである。愛する人を失い、罪の深さを悔やんだ盛遠は、出家した・・・その後、源頼朝に引き立てられ、鎌倉幕府の要職に就いたりしたが、頼朝の死後、さまざまな政争に巻き込まれ、佐渡に島流しとなった。
※出家時の袈裟御前とのエピソードは、小説や映画になり、長谷川一夫が盛遠を演じた映画「地獄門」は、カンヌ映画祭でグランプリを獲得している。
 真禅寺の本尊の脇には、文覚上人の位牌が祀られている。また、寺の裏奥にある「鍋倉の滝」は、上人が修行したとされる場所で、手彫りの石仏「不動明王」や腰をかけたと言われる「座禅木」が今も残され、当時に思いをはせることができる。


☆仏事の泉は「ペットを弔う」