●乙宝寺(おっぽうじ)
乙宝寺は胎内市(旧中条町)にある真言宗智山派の古刹。創建は奈良時代・天平8年(西暦736年)。聖武天皇の勅命により、越後と北陸一帯の平安・安穏を祈願して開山したという。
訪れた日は雪、木々も池も参道も、境内一円が美しく雪化粧をしていた。仁王門をくぐると広い境内、右手には重要文化財指定の三重塔がある。各層に雪をいただいた三重塔は流麗で、凛とした気品が漂っていた。江戸初期に村上城主・村上義清が建立したという。境内の正面には大日堂。御本尊・大日如来が安置されている。真言宗では大日如来がすべての仏の元とされ、菩薩も明王も大日如来の変化した姿だという。それは金剛界・胎蔵界,二つの曼陀羅で表されており、乙宝寺の御本尊は胎蔵界の大日如来だ。
古い歴史を持つ乙宝寺は今昔物語にも登場、また奥の細道では松尾芭蕉が立ち寄り「うらやまし 浮き世の北の 山桜」と詠み、境内には句碑もある。
★住所 胎内市乙1112
★電話 0254-46-2016
◇仏事の泉・・・『南無阿弥陀仏とは?』

