2008年11月アーカイブ

hotoke_081125.jpg●龍谷寺(りゅうこくじ)

南魚沼市にある曹洞宗のお寺。龍谷寺の特徴は観音堂。慈雲閣(じうんかく)というこの建物は、インド・グプタ王朝の建築様式を取り入れたエキゾチックな観音堂。安置される観音様は十一面観音立像、檜の一木作りだ。本堂には御本尊・阿弥陀如来坐像。本堂からの渡り廊下は妙光堂(みょうこうどう)へとつづく。妙光堂には寄進された様々な仏像が安置されている。その数123体、如来・菩薩・観音・明王、仏像は今も増え続けている、まさに圧巻だ。そして、あまり知られていないが、『梵字碑(ぼんじひ)』というものがある。梵字碑はおよそ700年前・南北朝時代、魚沼地方で盛んに用いられた墓石だ。自然石に刻まれた梵字(サンスクリット文字)は、阿弥陀や観音など,仏を意味するという。素朴で貴重な文化遺産だ。

住所 南魚沼市大崎3455番地
電話 025-779-2020

●仏事の泉・・・『御香典の金額』

hotoke_081118.jpg●永林寺(えいりんじ)

魚沼市にある曹洞宗のお寺。しかしニコニコ宗・皆の宗も名乗っている。ご住職は自らを狸和尚・ぐうたら和尚と呼び、ユーモア溢れる法話で有名だ。そしてさらに有名なのが、越後の左甚五郎といわれる、彫刻師・石川雲蝶の欄間彫刻。鯉や草木、龍や孔雀などの見事な作品が、本堂内の欄間に彫られている。江戸末期に雲蝶は13年あまりも永林寺に逗留して、彫り上げたといわれる。その作品は国内はもとより、ヨーロッパでも有名で特に『天女』の人気が高い。笛や太鼓を打ち鳴らし、華麗な衣を雲間にたなびかせる天女は、福々しくも色白で、かなりの美人だ。一番の見所はその『背中』。五体の内二体は両面透かし彫で、白い背中が見える。

◯住所  魚沼市根小屋1765番地
◯電話  025-794-2266

◇仏事の泉・・・『香典袋の種類』

hotoke_081111.jpg●普光寺(ふこうじ)

南魚沼市浦佐にある真言宗の寺。普光寺というより、浦佐・裸押し合い大祭の毘沙門堂として有名な寺。将軍・坂上田村麿が東夷征討のおり、国家鎮護のため建立、毘沙門天を奉安したという。現在は秘仏で、住職一代に一回限りの御開帳なので、なかなか見ることは出来ない。裸押し合い大祭は3月3日に行われるが、明治以前は1月1日に毘沙門天が御開帳され、参拝客が全国から殺到。人々が我先に参詣しようとして、ごった返したところから、裸押し合い大祭が始まったという。
また建物が素晴らしく、山門(仁王門)は日光東照宮の陽明門を模したといい、華美な装飾はないが,重厚な総けやき造りで彫刻は繊細、山門の天井には江戸時代の画家・谷文晁の『八方睨みの龍』が二匹描かれている。

◯住所  南魚沼市浦佐2495番地
◯電話  025-777-2001

◇仏事の泉・・・『戒名の値段』

hotoke_081028.jpg○雲洞庵(うんとうあん)後編

南魚沼市にある曹洞宗の寺。前回に続き雲洞庵の歴史を探る。
尼寺から始まった雲洞庵はいつしか曹洞宗の寺となり、名高い高僧・名僧を排出した。そんな高僧・第10世住職や第13世住職に師事したのが、まだ幼かった上杉景勝とその近習・直江兼続。ふたりは武士としての教養をここで学んだという。直江兼続の兜の前立て『愛』の文字も,国と民を慈しむ慈悲の心を重んじる,仏教の教えなのだという。兼続の清廉潔白な人間性は、雲洞庵で培われたと容易に想像できる。また、兼続は長じても雲洞庵を庇護した。寺の宝物殿には,雲洞庵の木々の伐採を禁ずる兼続直筆の高札が残っている。

所在地  南魚沼市雲洞660番地
電話    025-782-0520

◯仏事の泉・・・『戒名の決まり』