「天佑」  天の恵み。

 

日露戦争の戦費調達のため、ロンドンでの国債売り出しに

成功した際、天の恵みに感謝して発した

不世出の財政家、高橋是清の言葉。

 

 

…難しい。

 

最初、本を手に取った時、まずはそう思った。

 

ところが、読み進めていくうちに、高橋是清という人物が

とっても魅力的に感じてくる。

 

総理大臣も務めたが、それより大蔵大臣のイメージが

強い、まさに不世出な男。

明治から昭和初期にかけて、日本経済を救った男。

エリートじゃないがゆえの、男気と、憎めない情のような

ものを感じます。

 

今、この時代に、まさにお手本となる財政政治。

 

 

そこに目を付けたのが…

その男性に強く惹かれたのが…

 

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この方、経済作家の幸田真音さん。

米国系銀行や、証券会社で、債券ディーラーなどを経て

作家になられ、今や、サンデーモーニングや

ブロードキャスターなど、テレビ、ラジオのコメンテーター

としても大活躍。

 

 

そんな幸田真音さんをお迎えして、7月20日

大和ハウスさんのセミナーで、特別トークショーが行われた。

 

そのお相手を務めることに…

 

難しいお話についていけるのかと不安でいっぱいだった私。

 

真音さんにお目にかかって一気に空気が和らぎました。

 

 

なんてかわいい方でしょう。

人生の先輩に、こんな言い方失礼なのかな。

 

でもでも、こんな女性になりたい。

 

視野が広く、厳しい世界を渡り歩いてきた中でも

女性らしい、かわいらしさを忘れない。

 

「私、62歳ですよ~」って、ころころ笑いながら

さらっとおっしゃる。

 

できる女は、できるだけじゃなくて、いつまでも可愛く。

 

こんな風に年齢を重ねていきたいなあ。

 

素敵な人生の先輩に巡り合えた。

これまた、天佑なり。